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株価指数先物【寄り前コメント】 2万8000円水準でこう着も、メジャーSQに向けてレンジ上限を窺う可能性を想定


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 28010 -240 (-0.84%)
TOPIX先物 1971.0 -16.0 (-0.80%)
シカゴ日経平均先物 28010 -240
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 1日の米国市場は、NYダウ S&P500が下落する一方で、ナスダックは上昇。11月のISM製造業総合景況指数は49.0と前月の50.2から低下し、活動の拡大と縮小の境目を示す50.0を下回ったことで、景気後退への懸念が高まったことが重荷となった。また、前日の講演でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が12月の米公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%に縮小する用意があるとの考えを示し、買いに勢いがついたが、利上げ自体は継続する見通しであるため、短期的な過熱警戒から利益確定の売りも出やすかった。一方で、10月の米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレ鈍化を示したほか、米長期金利が3.50%台に低下したことを受けてハイテク株の一角が買われたことが下支えとなった。S&P500業種別指数は耐久消費財・アパレル、商業サービス・用品、医薬品・バイオテクノロジーが上昇した一方で、食品・生活必需品小売、銀行、電気通信サービスは下落。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、日中大阪比240円安の2万8010円で終えた。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比50円安の2万8200円で始まり、その後は2万8140円~2万8250円辺りの狭いレンジで推移。米国市場の取引開始後に売り優勢の流れとなり、一時2万7930円まで売られる場面も見られたものの、終盤にかけては下げ渋り、2万8010円で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場は前日の大幅上昇の反動安といった範囲であり、一方で米長期金利が一段と低下を見せていることからハイテク株の一角が買われているため、売り一巡後の底堅さは意識されやすいだろう。日経225先物は一時2万8000円を下回る場面も見られたものの、同水準での底堅さが意識されそうだ。

 また、支持線として機能している25日移動平均線は2万7855円辺りまで切り上がってきており、緩やかなリバウンド基調は継続。ナイトセッションではボリンジャーバンドの+1σ及び5日線を下回ってきたため、支持線水準を仕掛けてくる動きはありそうだが、米長期金利の低下傾向によってハイテク株などへはリバランスに伴うショートカバーは継続すると考えられるため、積極的にショートを仕掛けてくる動きは考えづらい。

 米雇用統計の発表を控えロングも入れづらいところであろうが、来週には12月の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、2万8000円水準での底堅さがみられるようだと、ヘッジ対応のカバーも意識されやすくなる。そのため、現在の25日線とボリンジャーバンドの+2σとのレンジでの推移を継続するなか、SQに向けてレンジ上限を窺う可能性は想定しておきたいところであり、押し目狙いのロングスタンスは継続となる。

 VIX指数は19.84と8月以来の20.00を下回ってきた。ダブルボトム形成から反転はすることを意識しつつも、12月のFOMCに向けて低下傾向を見せてくるとの見方により、リスク選好の流れは継続。なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で大きく上昇し25日線水準を回復した。反動安を想定しつつも、リバランスの動きは継続する可能性により、NTロンは入りやすいだろう。

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