鉄鋼株が全面高、世界景気失速懸念で売られるも業績好転で割安感浮き彫りに
日本製鉄<5401>を筆頭にJFEホールディングス<5411>、神戸製鋼所<5406>、合同製鐵<5410>、大和工業<5444>、日本冶金工業<5480>など鉄鋼株が軒並み高に買われている。日本製鉄は1日取引終了後、23年3月期の最終利益について従来予想の6000億円から6700億円(前期比5.1%増)に増額しており、一転増益見通しとなることが好感された形だが、この流れが鉄鋼セクター全体に広がっている。市場では「日本製鉄に限らず、鉄鋼業界は製品値上げ効果や収益構造の改善効果が反映されている。また、これまで世界景気の失速懸念を背景に鉄鋼株は思惑先行で売り込まれた反動が出ている。株価指標面では売られ過ぎを示唆していた」(中堅証券ストラテジスト)とする。日本製鉄の場合、PERは3倍前後、PBR0.5倍台と水準訂正余地の大きさを示唆している。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2022年11月02日 11時32分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2022年11月02日 11時32分