貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6619 ダブル・スコープ

東証P
333円
前日比
-3
-0.89%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
0.31 2.43
時価総額 184億円
比較される銘柄
旭化成, 
東レ, 
高度紙
決算発表予定日

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<動意株・21日>(大引け)=タツモ、くら寿司、スポーツFなど(その1)

 タツモ<6266>=切り返し急。3日ぶりに反発した。半導体製造装置を主力としており、貼合・剥離装置や洗浄装置などで高い商品競争力を有する。半導体製造装置需要は旺盛で22年12月期上期(1~6月)営業利益は前年同期比73%増の12億8900万円と急増した。目先は半導体関連の主力銘柄に投資資金の流入が観測されており、これを受けて同関連の中小型株の一角にも投資家の目が向いている。そのなか、同社は好業績でPER8倍台と株価指標面からも割安感が際立つ。株式需給も信用買い残の整理が進んでおり、1300円台の株価は値ごろ感が意識されているもようだ。

 くら寿司<2695>=6連騰で戻り高値払拭。きょうは前日比190円高の3470円まで買われる場面があり、8月15日につけた戻り高値3390円を奪回し上値指向の強さを印象づけている。円安による輸入物価の上昇もあり、今朝発表された9月の全国CPIはコア指数で3.0%と伸びが加速した。欧米ほどではないものの日本国内でも消費者にインフレが意識されやすくなっているが、外食産業の中でも回転ずしは相対的に割安感が強く、顧客ニーズを捉えやすいという見方が物色人気につながっている。また、インバウンド消費が盛り上がるなか、「回転ずしはコト消費の観点からも外国人観光客に人気が高いようだ」(中堅証券ストラテジスト)と指摘する声もある。なお、きょうは「スシロー」を展開するFOOD & LIFE COMPANIES<3563>なども上昇している。

 スポーツフィールド<7080>=ストップ高。20日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を26億5000万円から28億800万円へ、営業利益を4億円から5億7800万円へ、純利益を2億5400万円から3億7200万円へ上方修正したことが好感されている。会計基準の変更に伴い対前年増減率はないものの、新卒者向けイベント売り上げや新卒者向け人財紹介売り上げの見通しを引き上げた。また、第3四半期までに中途採用ペースを抑制したことなどにより人件費などが想定を下回る見通しという。

 ダブル・スコープ<6619>=底値離脱が加速。同社は今年5月中旬を境に急速に人気化し、9月15日には3175円の高値をつけたが、その後は急反落。同社の韓国子会社の韓国新興市場への新規上場に際し、時価総額が従来予想を下回ったことを嫌気され、それをきっかけに株価はあっという間に半値以下に売り叩かれた経緯がある。当時は信用買い残が膨れ上がっていたことで投げを誘発した。ただその後は買い残の整理も進み、9月末に1100円台まで水準を切り下げた後は徐々に戻り足に転じていた。きょうの株価急騰について市場では「同社の韓国子会社の株価が大幅高していることで、これが同社株の含み益拡大につながるとの思惑が買い材料となっているようだ。一方、株式需給面では直近の変更報告で、複数の外資系証券が同社株の保有株比率を高めていることが判明したが、これは客注(顧客からの注文)による。おそらく急落局面で仕掛けた空売りの買い戻しなどに絡むものではないかと推察される」(中堅証券ストラテジスト)としている。

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