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話題株ピックアップ【昼刊】:コシダカHD、久光薬、東芝

■ウイングアーク1st <4432>  2,152円  +357 円 (+19.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ウイングアーク1st<4432>が大幅高。12日の取引終了後に23年2月期上期(3~8月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比27.6%増の37億2800万円と大幅増益で着地した。上期時点で通期計画(47億5000万円)に対する進捗率が78%に達しており、これを評価した買いが入っているようだ。売上高は同17.9%増の113億7700万円だった。企業による活発なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資を背景に、帳票基盤ソリューション「SVF」をはじめとする各種ソリューションが引き続き大きく伸びた。なお、通期の増収減益見通しは据え置いた。

■コシダカHD <2157>  1,108円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 コシダカホールディングス<2157>がストップ高。株価は、値幅制限の上限の水準となる前日比15%超高の1108円まで買われ、年初来高値を更新した。12日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比40.4%増の533億6100万円、純利益は同21.9%増の44億4200万円を見込む。中間配当は1円増配の5円、期末配当も1円増配の5円を計画しており、これらを好感した買いが集まった。コロナ禍から経済活動が正常化に向かうなか、カラオケ事業では積極的に新規出店を継続する。

■久光製薬 <4530>  3,860円  +515 円 (+15.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 久光製薬<4530>はカイ気配スタートで大幅反発。鎮痛消炎剤でトップシェアを有する薬品メーカーで「サロンパス」ブランドで有名。12日取引終了後に発表した23年2月期上期(22年3~8月)決算は最終利益が65億400万円(前年同期実績は50億200万円)と好調だった。薬価改定の影響で利益採算は低下したものの、円安による為替メリットが発現し最終利益の伸びに反映された。商品別では主力のサロンパスの海外売り上げが牽引した。また、同社は同日に発行済み株式数2.51%相当の200万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することを発表、これらを評価する買いを呼び込んでいる。

■TSIホールディングス <3608>  454円  +38 円 (+9.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 TSIホールディングス<3608>は3日ぶりに反発している。12日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、営業利益を15億円から18億円(前期比59.5%減)へ、純利益を15億円から24億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感されている。上期において、一部ブランドが不振だったことから、売上高は1573億5000万円から1540億円(同9.7%増)へ下方修正したものの、円安に対して一部ブランドで上期から値上げを実施したことに加えて、適正量の製販体制構築に注力し値引きによる売り上げの割合を大幅に削減したことで、歩留まりが改善されたことが利益を押し上げる。また、同じく上期において為替差益や投資有価証券売却益を計上したことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高720億8700万円(前年同期比11.3%増)、営業利益5億8800万円(同48.1%減)、純利益22億4900万円(同19.0%増)だった。

■東芝 <6502>  5,498円  +365 円 (+7.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 東芝<6502>がカイ気配スタートで大幅高、前日比9%強の上昇となる5600円で寄り付いた後も高値圏で売り物をこなしている。売買代金もプライム市場で上位5傑に入る活況ぶりをみせている。12日夜の共同通信の報道で、東芝の経営再建を巡って優先交渉権を与えた企業連合が、同社の買収額として2兆8000億円を想定していることが分かったと伝えたことが材料視され、上値を見込んだ投資資金が集中する格好となっている。また、共同通信は、企業連合の中核である国内ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が東レ<3402>に出資を打診したことも報じている。市場では「プレミアムを含めて2兆8000億円という数字は、同社の株価水準に引き直して6500円に相当する。しかし、プレミアムの上乗せも当然あり得る話で、その場合は更に上値が見込まれるケースも考えられる」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■コメダホールディングス <3543>  2,460円  +134 円 (+5.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 コメダホールディングス<3543>が大幅続伸、年初来高値を更新した。12日に発表された第2四半期(6~8月)の連結営業利益は前年同期比約6%増の18億9500万円となり、市場には堅調な決算との見方が出ている。4月から店舗での商品値上げを実施しており、今期業績への寄与が見込まれるほか、10月に香港に出店するなど海外市場の開拓への期待も膨らんでいる。

■ナカニシ <7716>  2,704円  +24 円 (+0.9%)  11:30現在
 ナカニシ<7716>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券は12日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は3300円に設定した。同社は、「削る技術」(超高速回転技術)を生かした歯科用切削デバイス(虫歯治療、予防歯科など)で世界シェア1位のグローバルニッチトップ企業。(1)北米事業の成長が本格化(2)外科事業など他の事業の立ち上がり(3)資本効率性をより意識した経営への変化――などに注目。同証券では22年12月期の予想連結営業利益を146億円(会社計画126億円)、23年12月期は158億円、25年12月期は186億円と予想している。

■物語コーポレーション <3097>  7,070円  +60 円 (+0.9%)  11:30現在
 物語コーポレーション<3097>は続伸。12日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高(速報値)で、既存店売上高が前年同月比42.2%増と10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同32.4%増と引き続き伸びたことが寄与し、主力の焼肉部門やラーメン部門など、全ての部門で売り上げが前月を上回る伸長となった。

■ビックカメラ <3048>  1,179円  -60 円 (-4.8%)  11:30現在
 ビックカメラ<3048>は続落。12日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比3.9%増の8235億円と増収を計画する一方、営業利益は同3.2%減の173億円の見通し。市場には、210億円前後の営業利益を予想する見方も出ていたことから、失望売りが膨らんだ様子だ。インターネット通販や法人事業は拡大を予想する半面、インバウンド向けは回復を織り込んでいないという。9月に開始した水宅配事業については創業赤字を見込む。あわせて同社は22年8月期決算において、携帯ショップ事業の一部に関するのれん・無形固定資産の減損損失を特別損失として計上したと発表。前期の最終利益は95億円から57億6500万円に下振れて着地した。前期の特損計上の反動もあって、今期の最終利益は前期比35.3%増の78億円を見込む。

■トレファク <3093>  2,033円  +368 円 (+22.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 トレジャー・ファクトリー<3093>が急反騰し約1カ月ぶりに年初来高値を更新している。12日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を260億3800万円から265億1400万円(前期比13.7%増)へ、営業利益を14億円から19億4300万円(同95.2%増)へ、純利益を8億8600万円から12億2000万円(同73.4%増)へ上方修正し、あわせて10円を予定していた期末配当予想を15円へ引き上げたことが好感されている。上期において、新品の物価高や供給不足も追い風となってリユースへの需要が引き続き強く推移し、既存店売上高が高い伸びとなったことが要因としている。なお、年間配当は27円(前期17円)を予定している。同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高128億2500万円(前年同期比19.5%増)、営業利益10億200万円(同6.5倍)、純利益6億6500万円(同14.7倍)だった。あわせて、上限を12万株(発行済み株数の1.08%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は10月13日から10月20日までで、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行や株主還元の充実を図ることが目的。東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けを予定しているという。

■キャンバス <4575>  722円  +100 円 (+16.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 キャンバス<4575>がストップ高の722円水準でカイ気配となっている。12日の取引終了後、膵臓がん3次治療を対象として米国で実施しているCBP501の第2相臨床試験ステージ1の3剤併用投与群で2例目となる部分奏効(がんの縮小)が確認されたと発表しており、これが好感されている。膵臓がんの3次治療とは、効果の期待できる治療選択肢を既に2つ済ませた状態への次の治療のこと。同領域では現在までに承認された医薬品や治療がなく、新薬候補や既存治療の併用による多数の臨床試験が実施されているが、多くの試験結果は残念ながら芳しくなく、また、奏効出現率は低いことが知られている。今回、3剤併用投与群の一つで新たに1例の部分奏効が確認されたが、1例目と同じ投与群であり、対象となる患者9人のうち2例で部分奏効が確認されたことになる。

■ミクニ <7247>  322円  +21 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 ミクニ<7247>が全般地合い悪のなか急動意、商い急増のなか一時12%高の337円まで駆け上がる人気となった。独立系の自動車部品メーカーで、主力の燃料噴射装置関連ではCO2排出削減技術で先駆し優位性を発揮する。海外では経済成長が著しいインドでの自動車需要拡大に照準を合わせ、新規受注の拡大を背景にVVT(可変バルブタイミング機構)の増産投資に乗り出すことを発表している。このほかEVトラック向け電動オイルポンプなどへの商品展開も期待されている。株価指標面でも見直し余地が大きい。PERが7倍台であることに加え、配当利回り3%超の有配企業にもかかわらずPBR0.3倍台という超割安水準に放置されており、ディープバリュー株としての側面を持つ。300円近辺の値ごろ感と合わせ、水準訂正高を見込んだ投資資金の食指を動かしている。

■ミライノベート <3528>  234円  +10 円 (+4.5%)  11:30現在
 ミライノベート<3528>は新値追い。12日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を2億6100万円から6億9500万円(前期比63倍)へ、純利益を8400万円から7億5100万円(同46.9%減)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入している。上期において、利益率の高い投資事業における売上高が上振れたことに加え、再生可能エネルギー事業における太陽光発電による売電収入も計画を上回り、今後も堅調に推移する見込みであることが要因としている。なお、連結子会社ササキハウスを譲渡したことから売上高は93億9500万円から84億6600万円(同16.9%増)へ下方修正した。

■鉄人化計画 <2404>  311円  +8 円 (+2.6%)  11:30現在
 鉄人化計画<2404>が大幅続伸している。コシダカホールディングス<2157>が12日の取引終了後に決算を発表し、23年8月期の連結営業利益予想を74億3000万円(前期比3.4倍)を見込むとしたことを受けて、同じくカラオケ大手である鉄人化計画にも好決算を期待した買いが向かているもよう。なお、同社の22年8月期決算は10月17日に発表を予定している。

■京都ホテル <9723>  815円  +19 円 (+2.4%)  11:30現在
 京都ホテル<9723>が異彩を放つ上げ足をみせ連日の新高値。きょうで5連騰と気を吐いている。創業130年を超える日本のホテル業界の老舗だが、ここインバウンド関連の有力銘柄として波状的に投資資金が流入している。政府の水際対策緩和で訪日外国人観光客の増勢が見込まれるなか、一部の有力メディアで京都は世界の人気観光都市でランキング首位に選ばれるなど、観光スポットとして注目度が高い。同社株は業績こそ前々期から大幅赤字が続いているが、今3月期は赤字幅が大幅に縮小し、来期以降は黒字転換が見込まれる。

●ストップ高銘柄
 ホーブ <1382>  2,270円  +400 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 スローガン <9253>  1,121円  -300 円 (-21.1%) ストップ安売り気配   11:30現在
 アースインフィニティ <7692>  3,400円  -700 円 (-17.1%) ストップ安   11:30現在
 エヌ・ピー・シー <6255>  504円  -100 円 (-16.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、3銘柄

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