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ソニーGや富士通の決算反応に注目/オープニングコメント


 1日の日本株市場は、買い先行で始まるものの、次第にこう着感が強まりそうである。7月29日の米国市場でNYダウは315ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し売りが先行したものの、前日引け後に決算を発表したアマゾンやアップルの好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。また、金利の低下も支援し、主要株式指数は上げ幅を拡大して取引を終えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27975円。円相場は1ドル133円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。ただし、決算発表がピークを迎えるなか、29日取引終了後にはソニーG<6758>が通期予想を下方修正したほか、富士通<6702>の1Q業績はコンセンサスを下回っており、神経質にさせる可能性があるだろう。日経平均は5日線での底堅さは意識される一方で、28000円水準では利益確定の動きにも向かわせやすいため、まずは5日線水準での底堅さを見せてくるかを見極めたいところであろう。

 5日線を下回ってくるようだと、利食いの動きが強まりやすく、27500円辺りが意識されてくる可能性はありそうだ。もっとも、ナスダックは6月戻り高値を突破してきており、ハイテク株への見直しの動きは継続。日経平均についても6月の急落部分を埋める動きが意識されていると見られ、利食いに押される局面においては、押し目待ちの買い意欲は強そうである。そのため、5日線辺りでの底堅さが意識されてくるようであれば、28000円を捉えてくる動きから、6月9日の高値28389.75円を目先的なターゲットとしたリバウンド基調を強めてくる可能性はあるだろう。

 また、ナスダックの戻り高値突破により、足元でリバウンド基調を強めてきているマザーズ指数の動向も注目されよう。先週までのリバウンドで25日、75日線とのゴールデンクロス示現のほか、13週線をサポートに変えて26週線を突破してきた。週足の一目均衡表では雲を下回って推移しているものの、転換線を支持線に基準線を捉えてきている。また、遅行スパンは実線に接近してきており、上方シグナル発生が意識されてきていることもあり、相対的に出遅れているグロース銘柄を見直す動きなども見られてきそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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