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話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱商、三菱UFJ、川本産業

■三菱商事 <8058>  3,784円  -196 円 (-4.9%)  本日終値
 三菱商事<8058>、三井物産<8031>など大手総合商社株への売りがかさんでいる。ここ世界景気の減速懸念から原油市況が急落、前日のWTI原油先物価格は再び急落しフシ目の1バレル=100ドル台を下回った。終値で100ドル台を割り込むのは5月10日以来約2カ月ぶりで、エネルギー価格と収益連動性がある商社株にはネガティブ材料となっている。更に、両銘柄ともロシアの石油・天然ガス開発プロジェクトである「サハリン2」に出資しており、ロシアによる同事業接収の動きが観測されるなか、先行き不透明感が売りを呼ぶ形となっている。

■三菱UFJ <8306>  710円  -33 円 (-4.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが安い。5日のニューヨーク市場で、米10年債利回りは前の日に比べ0.080%低下の2.812%となった。世界的な景気後退懸念が高まるなか、米国債に買いが入り長期金利は低下した。この金利低下に伴う利ザヤ縮小懸念からJPモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>といった米銀行株が下落しており、日本でも三菱UFJなどメガバンクに売りが先行している。

■イオンFS <8570>  1,253円  -53 円 (-4.1%)  本日終値
 イオンフィナンシャルサービス<8570>が反落。5日の取引終了後に23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。営業利益が前年同期比26.2%減の152億8300万円で着地しており、これが嫌気されたようだ。営業収益は1069億6500万円(会計基準変更前の前年同期実績は1222億500万円)だった。会計基準変更に伴う収益の減少や、営業債権残高の回復が鈍かったことが響いた。通期見通しについては従来予想を据え置いた。

■トーセイ <8923>  1,186円  -37 円 (-3.0%)  本日終値
 トーセイ<8923>は反落。5日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の1.3%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表したが、全体相場にツレ安する格好となった。取得期間は7月6日から12月31日までで、株主還元水準の向上並びに資本効率の改善を図り、環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするために行うという。同時に発表した第2四半期累計(21年12月~22年5月)連結決算は、売上高435億5200万円(前年同期比6.4%増)、営業利益93億5700万円(同1.4%増)、純利益61億700万円(同0.2%減)だった。なお、22年11月期通期業績予想は、売上高800億円(前期比29.6%増)、営業利益127億6200万円(同16.4%増)、純利益79億5400万円(同18.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■USMH <3222>  1,043円  -27 円 (-2.5%)  本日終値
 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222>は続落。同社は5日取引終了後に、23年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比68.7%減の8億8100万円となり、通期計画151億6000万円に対する進捗率は5.8%にとどまった。営業収益は1735億7000万円(会計基準変更のため前年同期との比較なし)で着地した。価格競争の激化やECの伸長などの影響で既存店の客数や客単価が前年同期を下回ったほか、利益面では光熱費の上昇などが重荷となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■エアトリ <6191>  2,268円  -58 円 (-2.5%)  本日終値
 エアトリ<6191>は朝高後値を消す展開。5日の取引終了後、アリババ集団<BABA>が運営する中国トップクラスの旅行プラットフォーム「Fliggy(フリギー)」と包括的な業務連携を締結し、その第1弾として中国消費者向けに「エアトリ国内・海外ホテル」の提供を開始したと発表した。これを受け、同社株は値を上げて始まったが、全体相場が軟調に推移するなか買い一巡後は売りに押されている。「エアトリ国内・海外ホテル」では、国内で2万軒以上、世界で60万軒以上の宿泊施設を取り扱っており、これをフリギーに提供・掲載することで、訪日中国人観光客に向けた需要獲得並びに販路の拡大、「エアトリ」ブランドの認知の向上が期待できるとしている。

■川本産業 <3604>  1,245円  +179 円 (+16.8%)  本日終値
 川本産業<3604>が軟調地合いの間隙を縫って大幅高。ここにきて、国内で新型コロナウイルスの感染者数が再び急増傾向にある。東京都が前日に発表した新たな感染者数は5302人と5000人を上回り、これは今年4月28日以来の多さとなった。また、全国の感染者数は合計3万6000人強に達し、前週火曜日との比較でほぼ倍増となった。同社は医療用衛生材料の大手で脱脂綿では国内トップシェアを誇っており、新型コロナの感染拡大の初動となった2020年の1月から2月にかけて、マスク関連の象徴株として大相場を演じた経緯がある。その時の急騰習性に着目した投資資金が再び集結する形となっている。

■ラクト・ジャパン <3139>  2,312円  +234 円 (+11.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ラクト・ジャパン<3139>は急騰。5日の取引終了後、22年11月期の連結業績予想について、売上高を1260億円から1400億円(前期比26.3%増)へ、経常利益を29億円から31億円(同15.6%増)へ上方修正したことが好感された。上期において乳原料・チーズ部門の販売数量が増加したほか、乳製品の国際市況高騰を背景とした販売単価の上昇や、円安の進行により円貨換算の売上高が想定以上に伸びたことが要因。また、下期以降もこの状況が継続し、更に食品全般において業務用を中心に需要の回復も見込まれるとしている。

■ワンダープラネット <4199>  2,393円  +238 円 (+11.0%)  本日終値
 ワンダープラネット<4199>が後場急伸。午後1時ごろ、今夏に全世界同時配信リリース予定の新作スマートフォン向けゲーム「アリスフィクション」の事前登録者数が、全世界で70万人を突破したと発表しており、これが好感された。「アリスフィクション」は、かんたん爽快なハイスピードパズルバトルが楽しめる「ヤミツキ光速パズルRPG」。仮想空間「ALICE」を舞台に、魅力的なキャラクターがフルボイスで物語を展開。制限時間内にパネルをたくさん消すことでバトルを有利に進行することができるほか、特定の条件で発動するド派手な必殺技などが特徴としている。

●ストップ高銘柄
 ウェッジHD <2388>  207円  +50 円 (+31.9%) ストップ高   本日終値
 NFKホールディングス <6494>  128円  +30 円 (+30.6%) ストップ高   本日終値
 ニューラルポケット <4056>  1,685円  +300 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 シンワワイズ <2437>  1,051円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 スパイダープラス <4192>  571円  +80 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 マツモト <7901>  11,250円  -3,000 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値
 コーアツ工業 <1743>  7,670円  -1,500 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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