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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:三井松島HD、JINSHD、ウェルスナビ

三井松島HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■三井松島HD <1518>  5,620円  +705 円 (+14.3%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 三井松島ホールディングス<1518>がストップ高の5620円に買われている。前週末5日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を560億円から600億円(前期比22.6%減)へ、営業利益を49億円から60億円(同76.2%減)へ、純利益を28億円から60億円(同60.3%減)へ上方修正したことが好感されている。不動産担保融資を手掛けるエム・アール・エフ(福岡市中央区)を子会社化したことに加えて、子会社を通じて保有する豪州リデル炭鉱の全権益(32.5%)を売却することを反映した。

■四国化HD <4099>  2,217円  +161 円 (+7.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 四国化成ホールディングス<4099>が大幅高、プライム市場の値上がり率上位にランクインしている。化学品を収益の柱とする同社だが、ラジアルタイヤ向け原料のほか、ファインケミカル部門で先端半導体材料などにも力を入れている。半導体材料は海外大手メーカーを主要顧客としており、生成AI市場が急成長を遂げるなか、今後同社の商機が高まる可能性がある。また、業績も24年12月期は営業減益見通しながら、円安効果も背景に増額修正含みとみられる。

■ジンズホールディングス <3046>  4,115円  +270 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 5日に発表した「6月既存店売上高は27.1%増」が買い材料。
 6月既存店売上高は前年同月比27.1%増と増収基調が続いた。

■シュッピン <3179>  1,480円  +42 円 (+2.9%)  11:30現在
 シュッピン<3179>が4日続伸し年初来高値を更新している。前週末5日の取引終了後に発表した6月度の売上高が、前年同月比26.4%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力のカメラ事業が全体、ECともに2ケタ増となったことに加えて、時計事業も全体、ECともに2ケタの成長となった。また、Web会員数は前月に比べ6009人増加して68万9079人と順調に増加した。

■ウェルスナビ <7342>  1,546円  +40 円 (+2.7%)  11:30現在
 ウェルスナビ<7342>が反発している。前週末5日の取引終了後、ロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が1兆3000億円を突破したと発表しており、好材料視されている。16年7月の正式リリースから約7年11カ月で達成した。

■トーセイ <8923>  2,531円  +55 円 (+2.2%)  11:30現在
 トーセイ<8923>が反発している。前週末5日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年12月~24年5月)連結決算が、売上高576億1800万円(前年同期比9.0%増)、営業利益149億100万円(同19.1%増)、純利益100億5800万円(同23.2%増)と2ケタ営業増益となったことが好感されている。主力の不動産再生事業は減収減益となったものの、物流施設「T’s Logi青梅」や、商業施設「T’S BRIGHTIA自由が丘」の販売などが貢献し不動産開発事業が大幅な増収増益となったほか、不動産賃貸事業も伸長した。また、インバウンド需要の回復を背景にホテル事業も好調だった。なお、24年11月期通期業績予想は、売上高921億1600万円(前期比15.9%増)、営業利益177億200万円(同8.9%増)、純利益112億900万円(同6.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■アドヴァングループ <7463>  987円  +20 円 (+2.1%)  11:30現在
 アドヴァングループ<7463>が高い。前週末5日の取引終了後、4~6月期連結決算を発表。純利益が前年同期比31.2%増の50億7900万円と大幅続益だったことから、これが好感されている。急激な円安に伴い、為替予約評価益を計上したことが寄与。一方、売上高は同19.9%減の42億500万円、営業利益は同60.8%減の4億6600万円だった。資源高や円安進行による仕入れコストの上昇が影響した。なお、通期の増収・営業増益、純利益非開示の見通しは据え置いた。あわせて、同社役員の資産管理会社で大株主の不二総業が218万7700株(議決権ベースで6.2%)の買い付けを実施すると発表した。買い付け日は7月8日。

■オートバックスセブン <9832>  1,567.5円  +22 円 (+1.4%)  11:30現在
 オートバックスセブン<9832>が反発している。前週末5日の取引終了後、6月度の月次売上概況を開示した。国内の既存店売上高は前年同月比8.8%増と2カ月連続で増収となり、伸び率は前月の1.6%を大きく上回った。堅調な業況を評価した買いが入ったようだ。タイヤやオイル、バッテリーの販売が伸長したほか、中古車の買い取りによる業販が好調に推移した。全店ベースの売上高は同9.0%増となった。

■セリア <2782>  2,941円  +36 円 (+1.2%)  11:30現在
   セリア<2782>が続伸。株価は6月20日にマドを開けて買われたが、その後は2900円ラインを軸に狭いゾーンでのもみ合いを続けていた。煮詰まり限界から上放れの機をうかがう展開にある。前週末5日に発表した6月の月次既存店売上高は、前年同月比8.1%増と好調だった。今期(25年3月期)に入って3カ月連続で前年同月比プラスを維持しているが、4月、5月、6月と伸び率が拡大傾向を強めており、足もとの株価を刺激する材料となっている。信用買い残も整理が進んでおり、株式需給面からも上値が軽い。

■ユー・エス・エス <4732>  1,344円  +16.5 円 (+1.2%)  11:30現在
 ユー・エス・エス<4732>が4日ぶりに反発した。前週末5日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の中古車オークション実績を開示した。成約台数は前年同期比11.5%増となり、評価されたようだ。出品台数は新車登録台数の減少の影響により同5.2%減と落ち込んだが、新車供給不足による中古車の国内需要の増加や、好調な中古車輸出が成約台数の伸びにつながった。成約率は70.3%(前年同期は59.8%)と高水準だった。

■サンエー <2659>  4,845円  -195 円 (-3.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率8位
 サンエー<2659>が3日続落している。前週末5日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、売上高576億6200万円(前年同期比3.7%増)、営業利益が41億3400万円(同16.6%増)となったものの、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。沖縄県の個人消費や入域観光客数が前年同期を上回って推移しており、既存店売上高が堅調に推移した。また、販管費の伸びを抑制したことも寄与した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高2361億2000万円(前期比3.8%増)、営業利益166億7000万円(同1.3%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、8月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高めることや、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。

■安川電機 <6506>  5,760円  -212 円 (-3.6%)  11:30現在
 安川電機<6506>が軟調。前週末5日の取引終了後に発表した25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上収益が前年同期比7.1%減の1324億800万円、最終利益が同21.1%減の91億9900万円だった。大幅減益となったほか、通期計画に対する最終利益の進捗率は17%と低調な滑り出しとなり、嫌気されたようだ。モーションコントロール部門では半導体や電子部品市場における在庫調整が長期化したことが響き、減収減益となった。ロボット部門は国内と欧米を中心に自動化に向けた投資が底堅く推移したことが追い風となったものの、先行投資や生産稼働率の低下の影響があって増収減益だった。受注額は1351億円と、前年同期比で1%減。前四半期比で23%増となった。通期の業績予想は据え置いた。半導体や電子部品市場での投資活動の再開や、製造業での自動化・省力化関連の設備投資の回復を想定する。想定為替レートも1ドル=145円、1ユーロ=155円で変更しなかった。

■サーラコーポレーション <2734>  809円  -28 円 (-3.4%)  11:30現在
 サーラコーポレーション<2734>が続落している。前週末5日の取引終了後、24年11月期の連結業績予想について、営業利益を73億円から63億円(前期比3.6%増)へ下方修正したことが嫌気されている。売上高は従来予想の2550億円(同5.3%増)を据え置いたものの、エネルギー&ソリューションズ事業で発電事業における原料価格高騰の影響が続くことに加えて、ハウジング事業で分譲住宅の販売棟数が計画を下回る見込みであること、カーライフサポート事業で上期の新車・中古車の販売台数減少の影響が残る見込みであることなどが要因としている。なお、期末配当予想は従来予想の14円から17円へ引き上げ、年間配当予想を30円(前期26円)とした。同時に発表した第2四半期累計(23年12月~24年5月)決算は、売上高1188億9700万円(前年同期比5.6%減)、営業利益48億8900万円(同2.6%減)となった。

■日立造船 <7004>  1,065円  -29 円 (-2.7%)  11:30現在
 日立造船<7004>が続落している。同社は5日取引終了後、グループの日立造船マリンエンジンとアイメックスが手掛ける船舶用エンジンについて、陸上運転記録に不適切な書き換えが行われていたことが判明したと発表。これがネガティブ視されているようだ。日立マリンエンジン(1999年11月以降)、アイメックス(同年9月以降)のNOx(窒素酸化物)放出量規制適用エンジンかつ陸上公試運転を完了したものを対象に調査した結果、データ書き換え台数は計1364台。関係者へのヒアリングでは、陸上公試運転時に、燃料消費率を顧客の仕様に基づく許容値内におさめるためや、データのばらつきを抑えるために書き換えしていたことが確認されており、NOx放出量の算出にも影響を及ぼしている可能性があるという。なお、業績への影響は現在精査中で、影響が見込まれる場合は速やかに公表するとしている。

■丸一鋼管 <5463>  3,651円  -93 円 (-2.5%)  11:30現在
 丸一鋼管<5463>が3日続落している。同社は前週末5日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想を見直したと発表。最終利益予想を27億円減額し、216億円(前期比17.3%減)としたことが株価の重荷となったようだ。人的資本への投資に向け、640人の従業員らに対し、総額56億1700万円に相当する譲渡制限付きの自己株式を処分して付与することを決めた。過去及び将来の勤務年数や等級・役職に対応した株式数を付与するもので、過去の労働対価見合いに相当する分の費用38億6000万円を特別損失に計上し、損益に影響をもたらすこととなる。将来の労働対価見合いに相当する分の費用17億5600万円は前払費用として計上する。今期の売上高と営業・経常利益の見通しと年間配当予想に変更はない。

■日本鋳鉄管 <5612>  1,951円  +400 円 (+25.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本鋳鉄管<5612>がストップ高の水準となる前営業日比400円高の1951円でカイ気配。クリエイト<3024>がストップ高となり、栗本鐵工所<5602>が急騰するなど、水道関連株が軒並み高となっている。前週末5日夜、政府が避難所となる全国の重要施設などの水道管の耐震化について、緊急点検を行う方針を固めたことが分かったと、テレビ東京が報じた。点検結果を踏まえ、政府は状況の改善に向けた予算措置を検討するとともに、8月中をめどに水道などのインフラ整備に関連する計画を改定し、上下水道の耐震化強化策を盛り込む方針としている。水道関連株に対しては業績上振れの思惑が広がったようだ。前澤工業<6489>やNJS<2325>、水道機工<6403>などが大幅高となっている。

■アルファ <4760>  2,066円  +400 円 (+24.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アルファ<4760>は朝方から買いが先行し、ストップ高の2066円水準でカイ気配となっている。前週末5日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、売上高を58億3000万円から59億3000万円(前期比10.2%増)へ、営業利益を5000万円から7000万円(前期3億1400万円の赤字)へ、最終利益を6100万円から1億円(同3億9300万円の赤字)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を5円から50円(前期無配)へ引き上げたことが好感されている。ノベルティグッズの販売が想定を上回っていることに加えて、キャンペーン案件の受注が増加していることが要因としている。

●ストップ高銘柄
 クリエイト <3024>  1,356円  +300 円 (+28.4%) ストップ高   11:30現在
 アイズ <5242>  2,555円  +500 円 (+24.3%) ストップ高   11:30現在
 アズジェント <4288>  951円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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