日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.95(上昇率4.23%)の23.41と上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.74、安値は23.08。
世界景気の先行き懸念が強まり、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことを受け、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。その後、ダウ平均先物が底堅い動きとなり、日経225先物が下げ渋る場面があったものの戻りは鈍く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは昨日の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《FA》
提供:フィスコ