東エレクが反落、パソコンやスマホの出荷減速で半導体需要先行きに警戒感
東京エレクトロン<8035>が反落。前日は突っ込み警戒感からの買い戻しが入り、11日ぶりに反発に転じたが、戻り売りも厚く上げ幅は1100円強にとどまっていた。きょうは一時1700円安以上に売り込まれる場面があり、前日に上昇した分を吐き出す格好となっている。
足もとの半導体需要は旺盛で、主要半導体メーカーで構成されるWSTS(世界半導体市場統計)は今月に入って、22年の世界市場について従来見通しから7.5%上方修正し6464億ドルとする予想を発表した。しかし、そうしたなかにあって世界的に半導体関連株の動きは弱い。インフレ高進を背景に各国中央銀行の金融引き締めの動きが相次ぐなか、個人消費の停滞が浮き彫りとなっている。特にパソコンやスマートフォンの出荷が急減速していることで、半導体需要の低減に対する懸念が関連銘柄の売りを誘発している。東京市場では、同社株はシンボルストックとしてマーケットの関心が高い。
出所:MINKABU PRESS
足もとの半導体需要は旺盛で、主要半導体メーカーで構成されるWSTS(世界半導体市場統計)は今月に入って、22年の世界市場について従来見通しから7.5%上方修正し6464億ドルとする予想を発表した。しかし、そうしたなかにあって世界的に半導体関連株の動きは弱い。インフレ高進を背景に各国中央銀行の金融引き締めの動きが相次ぐなか、個人消費の停滞が浮き彫りとなっている。特にパソコンやスマートフォンの出荷が急減速していることで、半導体需要の低減に対する懸念が関連銘柄の売りを誘発している。東京市場では、同社株はシンボルストックとしてマーケットの関心が高い。
出所:MINKABU PRESS