トヨタ、ホンダなど自動車株が底堅さ発揮、米株大幅安も急速な円安進行が下支え材料に
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が全般軟調地合いのなかも底堅さを発揮している。前週末に発表された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったことで米長期金利が上昇し、米株市場はリスク回避目的の売りで大幅安を余儀なくされたが、一方で外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発、1ドル=131円台近辺まで円安が進んだ。これを受けて輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株は輸出採算向上期待で株価にポジティブ材料となっている。トヨタは前週に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現しており、大勢トレンドの転換を示唆、押し目買い意欲が旺盛となっている。
出所:MINKABU PRESS
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