新興市場銘柄ダイジェスト:MDNTは大幅に反落、CANBASが大幅に4日続伸
<2370> MDNT 70 -9
大幅に反落。特段の新規材料は見当たらないが、商いを伴って売り優勢の展開となっている。メディネット株は慢性心不全治療を目的とした再生医療等製品の第IIb相臨床試験の開始などを手掛かりに5月31日に年初来高値(99円)を付けた後、高値警戒感に伴う利益確定売りと押し目買いが交錯し、乱高下している。株価が2ケタで手掛けやすいこともあり、短期筋の値幅取りの動きに押されているようだ。
<7683> ダブルエー 2586 +197
大幅に5日続伸。5月の売上高が前年同比43%増の11.55億円になったと発表している。3カ月連続のプラスで、前月(14%増)から伸び率が拡大した。内訳は、店舗販売が41%増の7.85億円、EC販売が31%増の2.48億円、その他が93%増の1.22億円。テレビCMなどのプロモーション効果が増収に寄与したほか、緊急事態宣言を受けて一部店舗を休業した前年同月の反動増もあった。
<7359> 東京通信 1013 +150
ストップ高。5月31日にエンターテイメントコンテンツを企画・開発するオーバース(東京都千代田区)に出資したと発表し、引き続き買い材料視されている。出資額、出資比率は非公表。オーバースはブロックチェーン技術とメタバースを利用した新しいアイドルグループの創造を目指している。東京通信はファンビジネスノウハウの活用やデジタルグッズ販売の運営支援などを行う。
<4575> CANBAS 220 +34
大幅に4日続伸。米国で実施している膵臓がん3次治療を対象とするCBP501臨床第2相試験について、5月中旬にステージ1登録予定数の半数18名に到達したほか、臨床試験実施施設数も当初予定の20施設に達し、新規開設を完了したと発表している。5月末時点の進捗状況は、新規被験者登録数が5名(前月5名、累計21名)で、臨床試験実施施設数の新規オープン施設数が2(前月1、累計20)となっている。
<4586> メドレック 121 +12
大幅に続伸。欧州特許庁に出願中の「マイクロニードルパッチアプリデータ及びそのハウジングについて」に対し、特許査定の通知があったと発表している。マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内に挿入する挿入器具に関するもので、自社のマイクロニードル技術の特長である確実な投与を実現するための高い穿刺性と応力制御に関する基本技術の一つという。有効期限は2036年まで。
<6181> タメニー 107 +4
大幅に続伸。青森県にAIを活用した地方自治体向け結婚支援システム「parms(パームス)」を提供すると発表している。青森県が運営する「あおもり出会いサポートセンター」で10月から運用を開始する予定。同システムでは時間や場所に左右されずに自分のペースで出会いを探せるほか、AIを活用することで相性度の高い相手を紹介することができるという。
《ST》
提供:フィスコ