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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):CANBAS、イナリサーチ、セキュア

CANBAS <日足> 「株探」多機能チャートより
■キャンバス <4575>  220円  +34 円 (+18.3%) 一時ストップ高   本日終値
 キャンバス<4575>が一時ストップ高。1日の取引終了後、抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床第2相試験の月間進捗状況を発表。順調な進捗状況にあることを明らかにしており、これを好感した買いが入ったようだ。5月中旬にステージ1登録予定数の半数18人に到達し、その後も順調に被験者登録が進んでいるほか、臨床試験実施施設数も当初予定の20施設に達し新規開設を完了したという。会社側では、臨床試験の予定が前倒しになることはきわめて異例としており、これまでのCBP501のデータの有望性などから臨床試験現場が積極的に組み入れを進めていることが伺えるとしている。5月中旬までに組み入れられた被験者のデータが出揃う8~9月メドに更に詳細な報告を行う見通し。

■イナリサーチ <2176>  734円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 イナリサーチ<2176>がストップ高。新日本科学<2395>が1日の取引終了後、同社の完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表しており、TOB価格900円にサヤ寄せする格好となった。前臨床事業(非臨床事業)を行うイナリサーチを完全子会社化することで、新日本科学グループにおけるCRO(医薬品開発業務受託)事業の更なる強化を図るのが狙い。買付予定数は299万8800株(下限199万9200株・上限設定なし)、買付期間は6月2日から7月13日まで。TOB成立後、イナリサーチは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6月1日付でイナリサーチ株式を監理銘柄(確認中)に指定している。

■セキュア <4264>  1,118円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 セキュア<4264>がストップ高。同社は1日、ヤフー(東京都千代田区)への導入事例を公開。セキュアの「SECURE AC(BioStar2)」を用いた顔認証による入退室管理システムで更に強化されたセキュリティーを確保したとしており、導入事例の順調な積み上がりが好材料視されたようだ。

■メドレックス <4586>  121円  +12 円 (+11.0%)  本日終値
 メドレックス<4586>が続急騰。1日の取引終了後、「マイクロニードルパッチアプリケータ及びそのハウジング」について、欧州特許庁から特許査定の通知があったと発表しており、これが好感された。同特許は、マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内へ挿入するアプリケータ(挿入器具)に関するもので、欧州のほか米国、中国、日本で既に特許登録されている。なお、同件による22年12月期業績への影響はないとしている。

■エルテス <3967>  1,124円  +109 円 (+10.7%)  本日終値
 エルテス<3967>が4日ぶりに反発。同社は1日、DAO(分散型自律組織)構築・運用支援サービスの提供を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。新サービスは、同社が5月9日に公表したメタバースを活用したスマートシティ実現に向けた「メタシティ構想」の具体的な取り組みのひとつ。同社は同構想でデジタルとリアルを融合させたデジタル空間の実現を目指しており、その実現のためにトークンエコノミクスに基づくDAO型コミュニティーの形成は大きな役割を果たすと考えている。

■ダブルエー <7683>  2,586円  +197 円 (+8.3%)  本日終値
 ダブルエー<7683>が5日続伸。1日の取引終了後に発表した5月度の単体売上高が11億5500万円となり、前年同月比43%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。店舗売上高が前月に続いてテレビCMなどのプロモーション効果により好調に推移したほか、前期は緊急事態宣言中に一部店舗で休業していたこともプラスに働いた。また、EC売り上げが引き続き順調に推移したことも寄与した。

■勤次郎 <4013>  877円  +50 円 (+6.1%)  本日終値
 勤次郎<4013>は急反発。午前11時ごろ、健康管理システム「ヘルス×ライフ」において、機能を強化し「人間ドック学会」最新の判定基準に準拠した判定が可能になったと発表しており、これが好材料視された。「ヘルス×ライフ」は、健康診断・ストレスチェックデータを有効活用し従業員の心と体の健康管理をサポートすることで、企業の生産性向上・労務環境改善を実現するヘルスケアソリューション。

■ダイサン <4750>  624円  +32 円 (+5.4%)  本日終値
 ダイサン<4750>が大幅反発。1日の取引終了後に発表した22年4月期連結決算が、売上高97億円(前の期比12.1%増)、営業損益1600万円の赤字(前の期1億3100万円の赤字)と、従来予想である営業損益7000万円の赤字を上回って着地したことに加えて、23年4月期に売上高102億円(前期比5.2%増)、営業利益2億3000万円と営業黒字転換を見込むことが好感された。前期の上振れは、仮設資材の企画・開発・生産・販売を行う製商品販売事業で、第4四半期に主要取引先における決算期購入が予想以上に進んだことが要因。続く今期は、施工サービスで先行するコストを受注単価に反映させた顧客への増額交渉が進むとみられるほか、製商品販売事業で主力の「ビケ足場」、安全性を高めた新型足場「レボルト」の受注増加を見込んでいる。

■アルデプロ <8925>  518円  +25 円 (+5.1%)  本日終値
 アルデプロ<8925>が大幅反発。1日の取引終了後、販売用不動産の売却決済が完了したと発表しており、これが好感された。決済が完了したのは、3月30日に売却を発表した東京都港区の収益ビル。売却価格は非開示としているが、21年7月期の売上高(182億8600万円)の10%以上であり、21年7月期の純資産(57億3300万円)の30%相当額以上の金額としている。なお、同件に伴う22年7月期業績予想への修正はないとしている。

■インテM <7072>  1,220円  +54 円 (+4.6%)  本日終値
 インティメート・マージャー<7072>が大幅高。同社はきょう、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」に向けて、ポストクッキー環境でメディア収益化ができるサービスを提供開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。今回のサービス提供にあたっては、広告マーケットプレイスを手掛けるカナダのIndex Exchange社と連携した。両社のソリューションを連携させることで、サードパーティー・クッキーを利用できないブラウザ環境下でもターゲティング広告をDSP(デマンドサイドプラットフォーム)やアドネットワーク、純広告として配信することが可能になったという。

●ストップ高銘柄
 日水製薬 <4550>  1,439円  +300 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値
 東京通信 <7359>  1,013円  +150 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 サイバーステップ <3810>  723円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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