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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 6月9日版
日経平均は週明け後、勢いの強い下げ局面へ入る公算も
1. NYダウは週明け後の動き方で8月までの展開が見えてくる
前回の本コラムでは「本年の NYダウは、6月から7月にかけて4万0077ドルを試す動きを経過して、9月以降に上昇を開始するパターンと、8月頃までの期間で、1月の安値3万7122ドルを大きく下回るパターンが考えられる」と紹介しました。
どちらの展開になるかは、週明け後の動きではっきりする公算です。
前週末6月7日は、足型で上ヒゲの長い線をつけて、強く上値を抑えられる動きとなっています。7日の高値3万9105ドルは、5月20日~30日までの下げ幅の50~61.8%戻しにあたる地点です。また、3月までの上昇場面で何度も上値を抑えられた地点でもあります。
7日の高値3万9105ドルは、多くの市場参加者に意識される場所だと考えられます。
4万0077ドルが戻り高値となって現在が下降の流れへ入っているなら、一時的な反発調整の終点をつけたため、7日の高値3万9105ドルが下降途中の一時的な反発の終点となって、週明け後は積極的な下げの流れになると考えられます。
一方で、強く上値を抑えられるはずの場所でそうならならず、週明け後の価格が上昇するなら、5月30日以降の上昇は4万0077ドル前後を目指す動きである可能性が出てきます。
週明け後、すぐに上昇を開始するなら、その上げは4万0077ドルを目指す動きだと考えられます。
週明け後の価格が下げても、現在が4万0077ドルを目指す途中なら、目先は6月5日の安値3万8548ドル前後で強く下値を支えられる動きになって再上昇を開始すると考えられます。
まとめると、週明け後、価格がすぐに上昇するなら、その後は4万0077ドルを目指す可能性が大きくなります。
一方、週明け後に下げる場合、数日で一気に3万8000ドルまで下げるなら、その後の価格が1月の安値3万7122ドル以下を目指すという見方が有力になります。
3万8548ドル前後で下値堅い動きが表れるなら、上昇を開始する可能性を考えておく必要が出てきます。
図1 NYダウ(日足)
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1. NYダウは週明け後の動き方で8月までの展開が見えてくる
前回の本コラムでは「本年の NYダウは、6月から7月にかけて4万0077ドルを試す動きを経過して、9月以降に上昇を開始するパターンと、8月頃までの期間で、1月の安値3万7122ドルを大きく下回るパターンが考えられる」と紹介しました。
どちらの展開になるかは、週明け後の動きではっきりする公算です。
前週末6月7日は、足型で上ヒゲの長い線をつけて、強く上値を抑えられる動きとなっています。7日の高値3万9105ドルは、5月20日~30日までの下げ幅の50~61.8%戻しにあたる地点です。また、3月までの上昇場面で何度も上値を抑えられた地点でもあります。
7日の高値3万9105ドルは、多くの市場参加者に意識される場所だと考えられます。
4万0077ドルが戻り高値となって現在が下降の流れへ入っているなら、一時的な反発調整の終点をつけたため、7日の高値3万9105ドルが下降途中の一時的な反発の終点となって、週明け後は積極的な下げの流れになると考えられます。
一方で、強く上値を抑えられるはずの場所でそうならならず、週明け後の価格が上昇するなら、5月30日以降の上昇は4万0077ドル前後を目指す動きである可能性が出てきます。
週明け後、すぐに上昇を開始するなら、その上げは4万0077ドルを目指す動きだと考えられます。
週明け後の価格が下げても、現在が4万0077ドルを目指す途中なら、目先は6月5日の安値3万8548ドル前後で強く下値を支えられる動きになって再上昇を開始すると考えられます。
まとめると、週明け後、価格がすぐに上昇するなら、その後は4万0077ドルを目指す可能性が大きくなります。
一方、週明け後に下げる場合、数日で一気に3万8000ドルまで下げるなら、その後の価格が1月の安値3万7122ドル以下を目指すという見方が有力になります。
3万8548ドル前後で下値堅い動きが表れるなら、上昇を開始する可能性を考えておく必要が出てきます。
図1 NYダウ(日足)
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