ソフトバンクGが反発局面に、自社株買いへの期待感とアリババの株価底入れも追い風
ソフトバンクグループ<9984>が反発、一時212円高の5572円まで上昇し5400円近辺で収れんする5日・25日移動平均線を上回ってきた。依然として底値圏に位置しているものの、売り飽き気分が台頭する一方で押し目買いが厚みを増してきた。昨年12月に約430億円の自社株買いを行ったことを開示、同社は最大で1兆円の自社株買いを発表していることもあって、今後も継続的な自社株購入の動きが見込めるとの見方が安心感につながっているもようだ。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が200ポイント超の上昇で続伸しており、目先底入れムードが出ている。同社は米ハイテク株に積極投資している関係で、ナスダック市場の動向と株価連動性が高く、足もと追い風が意識される。また、同社が出資する中国電子商取引最大手のアリババ集団<BABA>の株価動向も注目されていたが、昨年12月30日を境に反騰局面に入っており、年明け以降も下値を切り上げる展開にあることでポジティブ視されている。
出所:MINKABU PRESS
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