INPEX<
1605>は急落。WTI原油先物価格が時間外取引で現在1バレル=76ドル台で推移するなど、11月上旬に付けた1バレル=84ドル台から大きく下落している。17日、バイデン米大統領が中国などに石油の戦略備蓄の放出を要請したと伝わったことが売りを誘っているもよう。16日には国際エネルギー機関(IEA)が、原油価格の動向について「上昇に一服の兆しが出てきた」との見解も示していた。今年は「ラニーニャ現象」により厳冬が想定され、エネルギー需給のひっ迫には警戒が必要だが、目先の市況のピークアウト感から売り急ぐ動きとなっている。
《YN》
提供:フィスコ