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3690 イルグルム

東証G
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イルグルム:9月単月の売上高はYOYで+14.6%の増収。今期累計売上高は同+12.9%の増収とほぼ計画線

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、10月7日に2021年9月期(今期:2020年10月~2021年9月)の12ヶ月目となる、2021年9月の月次売上高(2021年7月以降は監査法人の監査を受けていない速報値ベース、単位未満を四捨五入、以下同様)を発表した。

 月次の全社売上高は、5月236百万円、6月238百万円、7月251百万円、8月253百万円9月263百万円と、前月比では微増収傾向が続いている。前年同月比でも、前年の特殊要因により△7.0%の減収となった6月以降、7月は同+4.2%、8月は+11.6%、9月は+14.6%と3ヶ月連続でプラスとなり、増収率も拡大基調にある。

 事業別にみると、主力のマーケティングプラットフォーム事業の9月の売上高は、240百万円、前年同月比+19.2%の増収となった。8月の売上高230百万円に対しても、+10百万円、+4.6%の増収となった。コアビジネスであるアドエビスの伸長に加え、前月(8月)より連結子会社化した「株式会社トピカ」(SNS と動画を活用したマーケティング支援事業を展開)が増収に寄与していると思われる。また、2020年10月から2021年9月までの今期累計売上高では、前年同期比+12.1%の増収となった。

 一方、商流プラットフォーム事業部門の9月の売上高は23百万円、前年同月比では△18.2%の減収となった。8月の売上高である24百万円と比較すると、ほぼ横ばいとなった。また、今期の累計売上高では、前年同期比+19.2%の増収となった。

 公表されている月次売上高(速報)の両事業の売上高を合計した、今期累計の全社売上高は2,958百万円、前年同期比+12.9%の増収となった。これは、通期の会社計画である売上高3,000百万円、増収率+14.6%を、売上高で42百万円、4.6%、また増収率では1.7ポイント下回る。計画に対し若干の未達となったものの、ほぼ想定の範囲内と思われる。

 なお、同社は通期で2桁の増益を予想し、営業利益を330百万円(同+19.2%)、経常利益を320百万円(同+22.5%)、当期純利益を210百万円(同+14.5%)と計画している。また、年間の一株当たり配当金を、前期4.0円から今期5.0円への増配を予定している。

 また、今期Q3の累計決算(2020年10月~2021年6月)において、各利益の通期計画に対する進捗率は高く(営業利益では84.5%、当期利益では86.7%)、その後もコストコントロールが継続的に行われている模様である。通期計画の売上高に対し42百万円の未達となる見込みだが、これらを踏まえアルファ・ウイン・キャピタル株式会社では、今通期の利益は会社予想に対して1割程度の上方修正余地があると判断している。

 同社の2021年9月期決算は11月5日に公表され、11月8日にオンライン決算説明会が予定されている。

 以上

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ、(情報提供)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社

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