リソー教育---2Qは2ケタ増収・各利益は黒字転換し大幅な増益、全セグメントで経営成績が良化
リソー教育<4714>は4日、2022年2月期第2四半期(21年3月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比31.5%増の146.12億円、営業利益が13.31億円(前年同期は4.60億円の損失)、経常利益が13.73億円(同4.16億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が8.74億円(同4.68億円の損失)となった。
同社グループの経営成績は、受験後の卒業等により生徒数が変動することから、新学期スタート時期である第1四半期を底とし、講習会授業を実施する第2・第4四半期に大きく膨らむ季節的な変動要因がある。
当第2四半期累計期間においては、徹底した感染防止策を講じた事業活動等を継続することにより、いずれのセグメントでも前年同期比で経営成績が良化している。
TOMAS(トーマス)(学習塾事業部門)の売上高は前年同期比25.4%増の74.56億円となった。TOMAS月島校(東京都)、TOMAS流山おおたかの森校(千葉県)を新規開校、TOMAS蒲田校(東京都)を移転リニューアルした。
名門会(家庭教師派遣教育事業部門)の売上高は前年同期比14.4%増の23.58億円となった。名門会鹿児島校(鹿児島県)、 名門会熊本校(熊本県)、TOMEIKAI天神校(福岡県)を新規開校した。
伸芽会(幼児教育事業部門)の売上高は前年同期比42.3%増の33.10億円となった。既存事業「伸芽会」と「伸芽’Sクラブ」の2つのブランドの充実を図っている。
スクールTOMAS(学校内個別指導事業部門)の売上高は前年同期比69.9%増の10.94億円となった。学校内個別指導塾「スクールTOMAS」の営業展開を推し進めた。
プラスワン教育(人格情操合宿教育事業部門)の売上高は前年同期比104.9%増の5.27億円となった。情操分野を育む多彩な体験学習サービスの提供を行っている。
その他の事業の売上高は前年同期比57.9%増の0.62億円となった。
2022年2月期通期については、売上高が前期比17.1%増の295.00億円、営業利益が同178.1%増の28.10億円、経常利益が同134.8%増の28.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同242.2%増の19.00億円とする、7月14日に公表した連結業績予想を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ