ユナイテド海は後場寄り突発人気、通期業績予想の大幅増額と配当上乗せでサプライズ
NSユナイテッド海運<9110>が後場に入り急騰、一時276円高の2627円まで買われ、6月28日につけた2483円の年初来高値を大幅に上回り1カ月ぶりに新高値圏に突入した。同社はばら積み船を主力とする海運会社だが、ここ世界経済の回復基調が強まるなか、海運市況の改善を背景に業績拡大基調が鮮明となっている。きょう後場取引開始時に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の106億円から190億円に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。更に好決算見通しを背景に中間期配当を95円とすることも発表、前年同期の配当実績は30円で65円の上乗せとなる。これは前21年3月期の通期分の配当(80円)を既に上回っており、投資資金の物色意欲を増幅させている。
出所:MINKABU PRESS
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