海運株は業種別値上がり率トップ、コンテナ船市況の回復背景に大手海運株が頑強
日本郵船<9101>、 商船三井<9104>、 川崎汽船<9107>など大手海運株が全体下げ相場の中で揃って上昇する展開。きょうは業種別騰落で33業種中29業種が下落するなど全体地合い悪が目立つが、そのなかにあって「海運」は業種別上昇率で断トツとなっている。米中摩擦の問題は警戒されるが、ワクチン普及を背景とした世界的な景気回復への期待がグローバル物流需要も刺激しており、特にコンテナ船運賃の高騰などで大手海運株の収益回復色が強い。郵船は21年3月期の経常利益を従来予想の1600億円から2000億円に、商船三井は950億円から1200億円に、川崎汽は500億円から750億円にそれぞれ上方修正している。
出所:MINKABU PRESS
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