神島化が急動意、住宅内装材好調で化成品需要もEV向け開拓
神島化学工業<4026>が急動意、25日移動平均線を足場に一気に上放れてきた。日足一目均衡表の雲を完全に抜き去る形で上値指向を強め、きょうは一時73円高の930円まで買われる場面があり、6月21日につけた年初来高値965円も視界に捉えつつある。窯業系の住宅内装材を主力とするが、高層ビル向けなどの需要開拓が進む一方、採算性の低い建材の比率を低め利益率も向上している。19年5~10月期営業利益は前年同期比1.5倍の5億円と急増、20年4月期通期計画の10億6000万円(前期比12%増)は上振れる可能性がある。難燃水酸化マグネシウムなどの化成品製造能力を強化、電気自動車(EV)向け新商品開発にも積極的に取り組んでおり、中期成長期待も強い。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS