<注目銘柄>=UTグループ、受注案件大型化で業績拡大続く
UTグループ<2146>は、引き続き人手不足を背景とした業績拡大への期待感が根強く、株価の先高期待から押し目は拾ってみたい。
8月9日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、経常利益が16億5200万円(前年同期比81%増)だった。主力のマニュファクチャリング事業で自動車関連分野の需要が強く、高単価・大人数案件が増加した。また、エンジニアリング事業で新卒の早期稼働化や、営業管理体制の見直しが奏功し、採算が改善したことが寄与した。
大規模な人材ニーズに対して、配属時期と人数を確約する「コミット受注」で大手企業との関係強化が進んでいることが、業績拡大の背景にある。受注案件の大型化で売上高の拡大が見込まれるほか、顧客工場内でのシェア拡大で管理効率を高めており、利益率も改善している。
19年3月期通期予想は、経常利益69億円(前期比32%増)を見込むが、市場予想平均は78億円前後で上振れの公算大。20年3月期は100億円突破を見込む調査機関もある。
9月10日には、技術職社員数が2万人を突破したと発表した。同社の中期経営計画では21年3月期に技術職社員数を2万9000人規模に拡大させることを目指している。人手不足が深刻化するなか、技術者確保に成功していることも成長につながろう。(仁)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
8月9日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、経常利益が16億5200万円(前年同期比81%増)だった。主力のマニュファクチャリング事業で自動車関連分野の需要が強く、高単価・大人数案件が増加した。また、エンジニアリング事業で新卒の早期稼働化や、営業管理体制の見直しが奏功し、採算が改善したことが寄与した。
大規模な人材ニーズに対して、配属時期と人数を確約する「コミット受注」で大手企業との関係強化が進んでいることが、業績拡大の背景にある。受注案件の大型化で売上高の拡大が見込まれるほか、顧客工場内でのシェア拡大で管理効率を高めており、利益率も改善している。
19年3月期通期予想は、経常利益69億円(前期比32%増)を見込むが、市場予想平均は78億円前後で上振れの公算大。20年3月期は100億円突破を見込む調査機関もある。
9月10日には、技術職社員数が2万人を突破したと発表した。同社の中期経営計画では21年3月期に技術職社員数を2万9000人規模に拡大させることを目指している。人手不足が深刻化するなか、技術者確保に成功していることも成長につながろう。(仁)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)