デュアルタップ---4Qは増収増益で着地、全セグメントが2ケタ増収と好調に推移
デュアルタップ<3469>は10日、2017年6月期(16年7月-17年6月)連結決算を発表。売上高が前期比38.6%増の96.97億円、営業利益が同10.3%増の4.53億円、経常利益が同4.8%増の3.45億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の2.20億円だった。
不動産販売事業の売上高は前期比41.4%増の83.88億円、セグメント利益は同6.6%増の3.59億円となった。投資用マンション「XEBEC(ジーベック)」の開発エリア及び販売チャネルの拡大に注力した。東京23区のうち、以前より取扱いのある城南及び城北エリアに加えて城東エリアまで開発エリアを拡大している。また、販売チャネルについては、個人投資家のみならず投資法人への販売を行った。
不動産賃貸管理・仲介事業の売上高は同21.1%増の12.26億円、セグメント利益は同133.5%増の1.00億円となった。自社開発物件の分譲に伴う管理契約の新規獲得に加え、他社物件の管理契約獲得により管理戸数が増加している。
海外不動産事業の売上高は同60.3%増の0.81億円、セグメント損失は0.16億円(前期は0.18億円の利益)だった。子会社のDualtap Internationalにて、これまで主軸としてきたアジア圏に加えイギリスの不動産紹介ビジネスに注力し、活動エリア及び顧客層の拡大に努めてきた。また、DUALTAP BUILDING MANAGEMENT SDN. BHD.にて、マレーシア国内の建物管理事業を推進した。
2018年6月通期の業績予想について、売上高が前期比6.1%増の102.89億円、営業利益が同2.1%増の4.63億円、経常利益が同12.3%増の3.88億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.2%増の2.64億円を見込んでいる。
《MW》
提供:フィスコ