ナノキャリアが後場急浮上、iCONM研究技術のライセンス契約を締結
ナノキャリア<4571>が後場プラス圏に急浮上している。午後0時20分ごろ、同社が開発中のNC-6300(エピルビシンミセル)にスタウロスポリンをさらに内包させた2剤封入型の高分子ミセルDDSについて、これまで独自に権利保有を続けていた東京大学TLO(東京都文京区)との間で、国内外の再実施権付独占的ライセンス契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。
スタウロスポリンは、大村智氏(2015年ノーベル生理理学・医学賞受賞)が1976年に放線菌から単離した抗生物質。川崎市産業振興財団・ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)の片岡・喜納ラボは、スタウロスポリンを同時封入したエピルビシンミセルが、悪性中皮腫のがん細胞だけでなく、「がん幹細胞」をも効果的に殺傷し、マウスモデルで休薬後9カ月以上も、がんの再発が見られなかったことを報告している。
今回のライセンス契約締結は、NC-6300技術の利用幅拡大と事業独占性確保につながると期待されているようだ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
スタウロスポリンは、大村智氏(2015年ノーベル生理理学・医学賞受賞)が1976年に放線菌から単離した抗生物質。川崎市産業振興財団・ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)の片岡・喜納ラボは、スタウロスポリンを同時封入したエピルビシンミセルが、悪性中皮腫のがん細胞だけでなく、「がん幹細胞」をも効果的に殺傷し、マウスモデルで休薬後9カ月以上も、がんの再発が見られなかったことを報告している。
今回のライセンス契約締結は、NC-6300技術の利用幅拡大と事業独占性確保につながると期待されているようだ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)