トヨタ自動車<
7203>、富士重工業<
7270>、ホンダ<
7267>などの自動車株が軒並みウリ気配で始まる展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが約半年ぶりの急落をみせ、リスク回避の流れが強まるなか、米長期金利の低下を背景とした日米金利差の縮小思惑が為替市場でドル売り・円買いを誘発。足もと1ドル=111円50銭近辺と急速な円高が進行しており、これを受けて自動車セクターは輸出採算の改善期待が後退、売りの手掛かり材料となっている。トランプ政権の保護主義政策に対する懸念もくすぶっており、目先は押し目買い意欲も限定的となっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)