コーア商事ホールディングス---24年6月期は増収増益、医薬品製造販売事業が2ケタ増益に
コーア商事ホールディングス<9273>は9日、2024年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.4%増の221.34億円、営業利益が同3.1%増の43.82億円、経常利益が同6.7%増の43.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.6%増の29.46億円となった。
原薬販売事業の売上高は154.55億円(前期比3.4%減)、セグメント利益は27.69億円(前期比1.5%増)となった。「その他の代謝性医薬品」用原薬や「中枢神経系用薬」用原薬の新規採用品目の数量が増加した一方で、「循環器官用薬」用原薬での競合原薬の採用や、「腫瘍用薬」用原薬での得意先の在庫方針の変更等による在庫調整、「抗生物質製剤」用原薬での行政処分等による得意先の販売数量が減少したが、利益率の高い原薬の取引が増加した。
医薬品製造販売事業の売上高は83.99億円(前期比6.5%増)、セグメント利益は16.99億円(前期比10.8%増)となった。注射剤の主力製品が増産により販売数量が増加したことや、同業他社からの代替需要等により 既存製品が好調に推移した。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の233.50億円、営業利益が同5.4%増の46.20億円、経常利益が同5.3%増の46.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.5%増の30.80億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ