市場ニュース

戻る
この記事はプレミアム会員限定です

【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月23日版

日経平均は目先下げると3万1156円を目指す準備の動きとなる公算
1. 日経平均の4月末までの動き方
 図1、図2は、 日経平均株価が本年と似た展開となっている年の1月から4月までの大まかな値動きのパターンです。
図1 日経平均株価の4月までの展開①
【タイトル】
図2 日経平均株価の4月までの展開②
【タイトル】
 本年は、昨年12月27日に戻り高値をつけた後、3月11日に3万5987円で押し目をつけるまで、下げの流れを継続しています(3月に年初来安値を更新しています)。
 昨年9月下旬以降は保ち合いの動きへ入っていて、3月11日までの下げで保ち合いレンジ下限を割れています(前年末の値位置よりも、3月の安値の値位置の方が低くなっています)。
 本年と似た展開は「3月に年初来安値を更新している」、「前年末(11月から12月)の安値よりも3月の安値の値位置が低い」という条件にしています。
 1985年から2024年までの期間で上記の2つの条件に当てはまる年は、1990年、1992年、1995年、2001年、2003年、2008年、2009年、2011年、2018年、2020年、2022年の11回あります。
 これらの年の4月までの展開は「4月までジグザグの下げの流れを継続するパターン(1990年、1992年、1995年、2003年)」、「3月に押し目をつけて、3月末まで上昇の流れを作るパターン(2001年、2008年、2009年、2011年、2018年、2020年、2022年)」の2通りに分けることができます。
 4月まで下げの流れを作り、4月にも年初来安値を更新している年は、だいたい4月も陰線引けしていまが、4月に押し目をつけた後、応分の反発を経過しています。
 3月に押し目をつけて、3月末へ向けて値幅の伴った反発を経過している年は、2022年だけ、3月末に戻り高値をつけて4月の月足が陰線引けしていますが、その他、6回で4月の月足が陽線引けしています。
...
こちらは株探プレミアム限定記事です。 プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む(初回無料体験付き)
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

株探からのお知らせ

    日経平均