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【市況】東京株式(大引け)=128円高、6日ぶり反発も値下がり銘柄数の多さ目立つ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は主力株に買い戻しの動きが強まり日経平均は久々に上昇して引けたが、朝高後は伸び悩み、一時マイナス圏に沈む場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比128円02銭高の3万8572円60銭と6日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は17億7226万株、売買代金概算は4兆1347億円。値上がり銘柄数は610、対して値下がり銘柄数は968、変わらずは65銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はリスクオンの地合いを鮮明とした。前日の欧州株が全面高だったほか、米国株市場でNYダウがマドを開けて3日続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は今年最大の上げ幅で6日ぶりに反発するなど、投資家の不安心理が後退した。前日の米国株市場は、12月の消費者物価指数(CPI)の発表を受け米長期金利が急低下したことで、市場のセンチメントが改善した。しかし、東京市場では日経平均の上値が重く、朝方に500円近い上昇をみせた後は漸次上げ幅を縮小。円高基調の外国為替市場を横にらみに後場に入ると一時下げに転じる場面もあったが、その後は持ち直しプラス圏で引けている。ただ、TOPIXは前日終値を下回る水準で取引を終えている。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大きく上回った。

 個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が小高く引けたほか、同2位のアドバンテスト<6857>もしっかり、同4位の東京エレクトロン<8035>も上昇した。ソフトバンクグループ<9984>が頑強な値動きをみせ、三菱重工業<7011>も堅調。SHIFT<3697>が買いを集め、古河電気工業<5801>が大きく上値を伸ばした。芝浦メカトロニクス<6590>が大幅高、日野自動車<7205>も値を飛ばした。大真空<6962>が物色人気、セレス<3696>も買われた。

 半面、レーザーテック<6920>が冴えず、村田製作所<6981>への売り圧力が強い。トヨタ自動車<7203>が値を下げ、川崎重工業<7012>も下落した。商船三井<9104>も安い。マネーフォワード<3994>、円谷フィールズホールディングス<2767>が大幅安、さくらインターネット<3778>も大きく売られた。日産自動車<7201>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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