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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日野自、ライフネット、イオンファン

日野自 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日野自動車 <7205>  544.4円  +34.2 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 日野自動車<7205>が続急伸している。同社は16日、米国当局との間で、同国におけるエンジン排ガス認証試験の不正問題を巡り、和解に至ったと発表した。米国でのこれまでのエンジン認証問題が解決に向かったと受け止められ、買いが入ったようだ。日野自は米司法省との刑事和解において、総額5億2176万ドル(約798億円)の刑事制裁金を支払うことで合意した。民事和解においては米司法省と米環境保護庁、米運輸省道路交通安全局など米当局に対し、総額4億4250万ドル(約677億円)、カリフォルニア州当局に対し総額2億3650万ドル(約362億円)の民事制裁金などを支払うことに合意した。日野自は北米向けエンジンの認証問題に関し、和解に伴う費用を含め合理的に見積もり可能な額を特別損失として、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の決算において2300億円計上している。今回の和解に伴う業績への影響は精査中としている。

■ライフネット生命保険 <7157>  1,881円  +100 円 (+5.6%)  11:30現在
 ライフネット生命保険<7157>は反発。15日取引終了後に月次の業績速報を発表。昨年12月末の団体信用生命保険を含む保有契約年換算保険料は前年同月比20%増の333億5000万円だった。あわせて、auペイメント(東京都港区)と募集代理店委託契約を締結したと発表しており、これらが好感され買われているようだ。

■イオンファンタジー <4343>  2,697円  +131 円 (+5.1%)  11:30現在
 15日に発表した「12月国内既存店売上高は3.4%増」が買い材料。
 12月国内既存店売上高は前年同月比3.4%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。

■エクサウィザーズ <4259>  434円  +15 円 (+3.6%)  11:30現在
 エクサウィザーズ<4259>が5営業日ぶりに急反発している。同社はきょうの取引開始前、グループ会社のExa Enterprise AIが手掛ける「exaBase IRアシスタント」が三菱重工業<7011>に導入されたことを明らかにしており、これが株価を刺激しているようだ。exaBase IRアシスタントは、IR面談の音声・動画データからAIによる面談議事録の生成からAIエージェントによる議事録の定量分析、質問傾向分析などを行うサービスと、各種IR文書などをデータソースとして、決算説明会、株主総会、各種説明会または記者会見などで想定される質問とそれらに対応する回答案を企業固有の情報を含む形でAIが自動生成するサービス。大手金融機関や総合商社、通信事業者、半導体企業など多様な業種の企業が採用している。

■東邦ホールディングス <8129>  4,249円  +124 円 (+3.0%)  11:30現在
 東邦ホールディングス<8129>が7日ぶりに反発した。同社は15日の取引終了後、業績予想の修正を発表し、25年3月期の最終利益予想を44億円増額して169億円(前期比18.2%減)に引き上げた。これを好感した買いが株価を押し上げたようだ。政策保有株式縮減の一環として、上場株式の一部を売却し、投資有価証券売却益が発生した。売上高と営業・経常利益の見通しは据え置いた。

■三井松島HD <1518>  4,610円  +125 円 (+2.8%)  11:30現在
 三井松島ホールディングス<1518>が大幅続伸している。15日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者の保有割合が32.99%から34.51%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は1月7日となっている。

■マツキヨココ <3088>  2,265.5円  +59 円 (+2.7%)  11:30現在
 マツキヨココカラ&カンパニー<3088>が続伸している。15日に発表した24年12月度の売上高で、既存店売上高が前年同月比6.1%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同3.0%増、客単価が同2.9%増といずれも伸長。なお、全店売上高は同7.8%増だった。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,197円  +196 円 (+2.2%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が5日ぶり反発、マドを開けて買われ25日移動平均線との下方カイ離を解消、日足一目均衡表も雲の上で推移しており、強弱観対立のなかも押し目買いニーズの強さを印象づけている。前日の米国株市場でナスダック総合株価指数が大幅高に買われており、ナスダック市場の動向と株価連動性の高い同社株に追い風となっている。また、今週に入って、傘下のアーム・ホールディングス<ARM>がライセンス料を最大300%引き上げる長期戦略を策定し、自社製半導体の設計も議論していたと報じられたことや、ソフトバンクGがビジョン・ファンドを通じて出資するスウェーデンのフィンテック決済大手のクラーナが、米国でオンライン決済を手掛けるストライプ社の加盟店にサービスを導入すると発表するなど、株価の刺激材料が相次いでいる。

■スギホールディングス <7649>  2,543.5円  +52 円 (+2.1%)  11:30現在
 スギホールディングス<7649>が3日ぶりに反発した。15日の取引終了後、12月度の月次速報を開示した。既存店売上高は前年同月比7.8%増と増収基調を継続し、材料視されたようだ。既存店の客数は同0.7%増、客単価は同7.0%増となった。スギ薬局事業においては、既存店売上高は同8.1%増となっている。

■セントラル硝子 <4044>  3,190円  +45 円 (+1.4%)  11:30現在
 セントラル硝子<4044>が6日ぶり反発。前日は昨年8月初旬の急落時以来となる安値をつけたが、目先値ごろ感から買い戻す動き。25年3月期は2ケタ減益予想ながらPERやPBRが極めて低い水準に放置されているだけでなく、今期予想配当利回りが5%を超えていることもあって、バリュエーション面で水準訂正余地が意識されている。前日に日本経済新聞が、セ硝子がAI用などで需要のある先端半導体の製造時に使用される高純度フッ酸を2026年後半にも増産すると報じており、これが買いの手掛かり材料となっている見方もあるようだ。

■アドバンテスト <6857>  9,187円  +97 円 (+1.1%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>が切り返しに転じている。前日の米国株市場では米長期金利の急低下を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大きく上昇したが、そのなかここ調整色を強めていたエヌビディア<NVDA>も26週移動平均線をサポートラインに6営業日ぶりに反発したことで、投資家の過度な不安心理が和らいでいる。東京市場では、エヌビディアのAI用半導体向けテスターで指名受注を獲得しているアドテストの株価を刺激する材料となった。

■タカラバイオ <4974>  1,002円  +9 円 (+0.9%)  11:30現在
 タカラバイオ<4974>が続伸している。15日の取引終了後、米国子会社を通じて先進的な空間解析用試薬を開発する米国のバイオベンチャー、キュリオ・バイオサイエンス(カリフォルニア州)の全株式を取得したと発表しており、好材料視されている。キュリオ社の空間解析の基本技術とタカラバイオが培ってきた遺伝子工学技術・遺伝子解析技術とを組み合わせることで、高いシナジー効果を創出するのが狙いで、高品質製品の開発と競合製品との差別化、キュリオ社の製品を用いた空間解析受託サービスの拡充などを推進するとしている。取得価額は4050万ドル(約63億5800万円)で、開発状況や売り上げに応じて1億5000万ドルを上限とするマイルストーン報酬も支払う。

■ニプロ <8086>  1,451.5円  +6 円 (+0.4%)  11:30現在
 ニプロ<8086>が反発している。15日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、25年3月期に投資有価証券売却益65億円を特別利益として計上する見込みだと発表したことが好感されている。なお、25年3月期業績予想への影響は、その他の要因を含め精査中としている。

■文化シヤッター <5930>  1,823円  +4 円 (+0.2%)  11:30現在
 文化シヤッター<5930>がしっかり。15日の取引終了後、25年3月期単独業績でシステム開発プロジェクトの中止に係る損害賠償金等27億8200万円を特別利益として計上すると発表したことが好材料視されている。なお、連結業績への影響は他の要因も含めて精査中としている。

■ispace <9348>  699円  -65 円 (-8.5%)  11:30現在
 ispace<9348>は朝高後に下落。同社が進める月探査計画「HAKUTO-R」のミッション2となる月着陸船が日本時間15日に打ち上げられた。5月ごろの月面着陸を予定しており、成功すれば日本の民間企業として初の快挙となる。これを受け、同社株はこの日朝方に高く始まり、一時5%を超える上昇となったものの、その後は売りに押されマイナス圏に沈んでいる。投資家の期待と不安が交錯しているようだ。

■ジェイホールディングス <2721>  218円  +50 円 (+29.8%) ストップ高   11:30現在
 ジェイホールディングス<2721>がストップ高の218円に買われている。15日の取引終了後、新たな事業として再生医療関連事業を開始するほか、同事業の推進拡大を目的に千葉県下で医療及び医療関連事業を展開するあすなろグループに属するあすなろと資本・業務提携したと発表しており、好材料視されている。今月中に新会社アドバンスト・リジェンテックを設立し、エクソソーム(細胞外小胞)に関する順天堂大学との共同研究契約にもとづく基礎臨床研究に関する事業を行うほか、エクソソームの精製、販売に関する事業を開始する。あわせて、あすなろグループの君津あすなろ学園(千葉県君津市)などを割当先とする第三者割り当てによる第8回新株予約権の発行も行うとしており、調達資金10億7434万円は細胞培養加工施設の設置など再生医療関連事業の運営のほか、借入金の返済や運転資金などにもあてる。なお、同事業が業績に与える影響は現在精査中としている。

■テックポイント・インク <6697>  1,460円  +300 円 (+25.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 テックポイント・インク<6697>はストップ高カイ気配。15日取引終了後、IC設計・開発を手掛ける台湾企業ASMedia Technologyの完全子会社になると発表した。ASMediaがすべての発行済み株式を保有する合併を目的とした米デラウェア州法人との間で、テクポイントを存続会社とする形で合併を行う。これに伴いテクポイントの株主に対し、1株当たり20ドル(1ドル=152円4銭換算で1JDRあたり3041円相当)を交付するとしており、これを受けて買いが膨らんでいる。合併の効力発生日は5月上旬~7月上旬の予定で、JDRの上場廃止日はその2営業日前の日となる。この発表を受け、東京証券取引所は15日付でテクポイント株を監理銘柄(確認中)に指定した。

●ストップ高銘柄
 スマイルHD <7084>  999円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 note <5243>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 Speee <4499>  3,680円  -700 円 (-16.0%) ストップ安   11:30現在
 ロゴスホールディングス <205A>  1,427円  -400 円 (-21.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、2銘柄

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