【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):マツキヨココ、SBG、IGポート
マツキヨココ <日足> 「株探」多機能チャートより
マツキヨココカラ&カンパニー<3088>が続伸。15日に発表した24年12月度の売上高で、既存店売上高が前年同月比6.1%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同3.0%増、客単価が同2.9%増といずれも伸長。なお、全店売上高は同7.8%増だった。
■ソフトバンクグループ <9984> 9,202円 +201 円 (+2.2%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が5日ぶり反発、マドを開けて買われ25日移動平均線との下方カイ離を解消、日足一目均衡表も雲の上で推移しており、強弱観対立のなかも押し目買いニーズの強さを印象づけている。前日の米国株市場でナスダック総合株価指数が大幅高に買われており、ナスダック市場の動向と株価連動性の高い同社株に追い風となっている。また、今週に入って、傘下のアーム・ホールディングス<ARM>がライセンス料を最大300%引き上げる長期戦略を策定し、自社製半導体の設計も議論していたと報じられたことや、ソフトバンクGがビジョン・ファンドを通じて出資するスウェーデンのフィンテック決済大手のクラーナが、米国でオンライン決済を手掛けるストライプ社の加盟店にサービスを導入すると発表するなど、株価の刺激材料が相次いでいる。
■IGポート <3791> 2,308円 +38 円 (+1.7%) 本日終値
IGポート<3791>が続伸。岩井コスモ証券は15日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を2250円から2550円に引き上げた。同社はアニメーション作品やコミックの企画から制作までを展開するグループの持ち株会社。「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」や「ハイキュー!!」などの人気アニメ作品の制作実績を持っている。同社制作のアニメ「怪獣8号」などの動画配信関連収益(版権事業)が好調に推移しており、25年5月期の連結営業利益は、会社予想の前期比41.8%増の17億3700万円に対し17億5000万円を予想。26年5月期の同利益は21億円を見込んでいる。日本アニメに対する世界的な人気を追い風に中期的な成長が期待できることを評価している。
■セントラル硝子 <4044> 3,185円 +40 円 (+1.3%) 本日終値
セントラル硝子<4044>が6日ぶり反発。前日は昨年8月初旬の急落時以来となる安値をつけたが、目先値ごろ感から買い戻す動き。25年3月期は2ケタ減益予想ながらPERやPBRが極めて低い水準に放置されているだけでなく、今期予想配当利回りが5%を超えていることもあって、バリュエーション面で水準訂正余地が意識されている。前日に日本経済新聞が、セ硝子がAI用などで需要のある先端半導体の製造時に使用される高純度フッ酸を2026年後半にも増産すると報じており、これが買いの手掛かり材料となっている見方もあるようだ。
■アドバンテスト <6857> 9,195円 +105 円 (+1.2%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が切り返しに転じたほか、ディスコ<6146>も買いが優勢で4営業日ぶりに反発。前日の米国株市場では米長期金利の急低下を背景にNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大きく上昇したが、そのなかここ調整色を強めていたエヌビディア<NVDA>も26週移動平均線をサポートラインに6営業日ぶりに反発したことで、投資家の過度な不安心理が和らいでいる。東京市場では、エヌビディアのAI用半導体向けテスターで指名受注を獲得しているアドテストの株価を刺激する材料となった。生成AI向けを戦略的ターゲットに置くディスコも目先リバウンド狙いの買いを引き寄せた。
■武蔵精密工業 <7220> 3,880円 +35 円 (+0.9%) 本日終値
武蔵精密工業<7220>が4日続伸。この日、豊橋鉄道(愛知県豊橋市)と、運転士向け健康経営施策として、「アルコール代謝遺伝子検査キット」活用の共同検証を実施したと発表しており、好材料視された。豊橋鉄道の渥美線・市内線の運転士39人に、自身のアルコール代謝遺伝子のタイプを判定し、酒に対する体質のタイプを知ることができる「アルコール代謝遺伝子検査キット」を無償提供し、その効果検証として豊橋鉄道と共同でアンケート調査を実施。その結果、約7割の運転士が検査結果を受けて「飲酒の影響による健康への意識は高まった」と回答したほか、半数近くの運転士が「従業員間で検査結果を互いに知っていれば、酒の席での関わり方が変わる」と回答したといい、特に運転業務にあたる従業員の飲酒習慣見直しのきっかけとなったとしている。
■フィックスターズ <3687> 1,742円 +9 円 (+0.5%) 本日終値
フィックスターズ<3687>が3日ぶり反発、寄り後早々に102円高の1835円まで株価水準を一気に切り上げる場面があった。顧客企業のソフトウェア高速化技術で優位性を発揮するほか、量子コンピューティング分野の研究開発でも先行している。今月上旬に米エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOが量子コンピューターの実用化までには、まだ20年程度の時間がかかるという趣旨の発言をしたことで、同関連株への利益確定売りが加速度的に強まった経緯がある。同社もその流れに飲まれ大幅反落したが、市場では「戦略的なショートで下げが助長された」(中堅証券ストラテジスト)面も指摘されていた。そうしたなか、今週開示された空売り残高に関する情報で、同社に対する外資系証券経由の空売り残高が急増していることが判明、足もとで買い戻しを急ぐ動きが株価に浮揚力を与えた可能性が高い。
■タカラバイオ <4974> 997円 +4 円 (+0.4%) 本日終値
タカラバイオ<4974>が続伸。15日の取引終了後、米国子会社を通じて先進的な空間解析用試薬を開発する米国のバイオベンチャー、キュリオ・バイオサイエンス(カリフォルニア州)の全株式を取得したと発表しており、好材料視された。キュリオ社の空間解析の基本技術とタカラバイオが培ってきた遺伝子工学技術・遺伝子解析技術とを組み合わせることで、高いシナジー効果を創出するのが狙いで、高品質製品の開発と競合製品との差別化、キュリオ社の製品を用いた空間解析受託サービスの拡充などを推進するとしている。取得価額は4050万ドル(約63億5800万円)で、開発状況や売り上げに応じて1億5000万ドルを上限とするマイルストーン報酬も支払う。
■文化シヤッター <5930> 1,825円 +6 円 (+0.3%) 本日終値
文化シヤッター<5930>がしっかり。15日の取引終了後、25年3月期単独業績でシステム開発プロジェクトの中止に係る損害賠償金等27億8200万円を特別利益として計上すると発表したことが好材料視された。なお、連結業績への影響は他の要因も含めて精査中としている。
■ニプロ <8086> 1,450円 +4.5 円 (+0.3%) 本日終値
ニプロ<8086>が反発。15日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、25年3月期に投資有価証券売却益65億円を特別利益として計上する見込みだと発表したことが好感された。なお、25年3月期業績予想への影響は、その他の要因を含め精査中としている。
株探ニュース