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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、雇用回復期待も週末控え売り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,505.00(-7.25)
ナスダック100先物  18,879.75(-83.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は25ドル高。米金利は弱含むものの、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


5日の主要3指数はまちまち。終盤の下げ渋りでナスダックは小反発、S&Pは3日続落、ダウは219ドル安の40755ドルで引けた。この日発表されたADP雇用統計は予想外に悪化し、景気減速懸念による売りが先行。逆にISM非製造業景況指数はやや堅調な内容となり、景気敏感や消費などへの売り買いが交錯した。一方、決算発表後に売り込まれていたエヌビディアはいったん下げ止まり、ハイテク株を押し上げ指数を支えた。


本日は伸び悩みか。焦点の雇用統計は失業率が4.2%(前回4.3%)、非農業部門雇用者数は前月比+16.5万人(同+11.4万人)、平均時給は前年比+3.7%(同+3.6%)といずれも改善の見通し。前回は想定外の悪化で減速懸念を強めたが、今回は予想に沿った内容なら売りは一服しそうだ。連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利下げ期待は徐々に高まり、買いを後押しする可能性も。とはいえ、週末に向け積極的な買いは入りづらい。

《TY》

 提供:フィスコ

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