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【市況】米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、非農業部門雇用者数を注視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,442.50(-37.75)
ナスダック100先物  18,786.25(-237.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は167ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


1日の主要3指数は大幅反落。ナスダックとS&Pは下げ幅を拡大、ダウも終盤まで売りが続き494ドル安の40347ドルと3日ぶりにマイナスへ沈んだ。連邦公開市場委員会(FOMC)で9月利下げの可能性が示され、好業績のメタ・プラットフォームズを中心に買いが入りやすい地合いだった。ただ、この日発表されたISM製造業景況感指数は予想外の悪化で節目の50が遠のき、先行きの景気減速懸念による売りが相場を圧迫した。


本日は戻りの鈍い値動きか。今晩の雇用統計で平均時給が予想通り鈍化すれば連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ観測を後押しし、買いが入りやすい地合いとなりそうだ。ただ、失業率は横ばいの見通しだが、非農業部門雇用者数が顕著に減少すれば景気の不透明感で前日同様に売りが出やすい。一方、企業決算ではアップルは好業績だが、アマゾンは市場の期待を下回り、ハイテクは週末に向け利益確定売りが強まる可能性があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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