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【通貨】外為サマリー:一時155円40銭台に軟化、国内金利上昇で日米金利差縮小を意識

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円51銭前後と前日の午後5時時点に比べて75銭程度のドル安・円高となっている。

 6日に発表された米雇用関連指標が低調だったことを受け、同日のニューヨーク市場でドル売り・円買いが優勢だった流れを引き継ぐかたちでスタートした。ただ、日本時間今晩に発表される5月の米雇用統計を控えて積極的にはドルを売りにくく、仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)に向けてはドル需要が活発化。日銀が午前10時過ぎに通知した国債買い入れオペで購入額を前回から据え置いたこともドル買い・円売りにつながり、午前10時10分ごろには155円93銭まで値を戻す場面があった。とはいえ、日銀オペの結果が弱めだったとの見方が広がると、国内長期金利が上昇するとともに日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入し、午後2時50分過ぎには一時155円44銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0891ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円37銭前後と同60銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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