日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
20日の東京株式市場は強弱観対立のなか前日終値近辺で売り買いを交錯させる展開が予想される。前日の米国株市場がプレジデントデーの祝日のため休場だったことで、手掛かり材料難のなか方向感をつかみにくい。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だった。前週末まで最高値更新が続いていた独DAX指数は利益確定売りに3日ぶり反落となったが、下落率はわずか0.14%にとどまったほか、同じく最高値圏にあった仏CAC40は前の日の終値とほぼ同水準で引けている。東京市場では史上最高値3万8915円の更新が意識されているが、一方で目先過熱感も拭えず足もとで上値の重い地合いとなっている。ただ、個別株の物色意欲は旺盛で、前日は日経平均がわずかにマイナス圏で引けたものの、値上がり銘柄数が1200を超えプライム上場企業の75%が上昇するなど、買い気の強い相場だった。中小型株にも物色の裾野が広がっていることで個人投資家の参戦を促しており、きょうも強気のマーケット心理が相場を支えそうだ。
日程面では、きょうは1月の首都圏マンション販売、1月の主要コンビニエンスストア売上高など。また、海外では豪中銀の2月開催分の理事会議事要旨発表、中国最優遇貸出金利、1月の米景気先行指標総合指数など。
出所:
MINKABU PRESS