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【市況】株価指数先物【昼】 売り先行も+2σ水準での底堅い値動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比500円安の3万7630円(-1.31%)前後で推移。寄り付きは3万7770円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7685円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万7600円まで下落幅を広げた後は、3万7650円~3万7750円辺りでの保ち合いが継続。中盤にかけて一時3万7820円まで下落幅を縮める場面も見られたがリバウンド基調は強まらず、終盤にかけては3万7650円~3万7700円辺りでの推移となった。

 日経225先物は売り先行で始まったが、ボリンジャーバンドの+2σ(3万7600円)水準で底堅さが見られており、売り一巡後は押し目待ち狙いのロングも入ったようだ。下落して始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]などがその後プラスに転じるなか、ショートを仕掛けづらくさせている。日経225先物の戻りは鈍く、終盤にかけて軟化しているため、+2σ割れを狙ったショートが入りやすいものの、押し目待ち狙いのロング対応を想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.61倍に上昇した。一時14.62倍まで切り上げており、昨年6月高値14.69倍に接近してきた。NTロングの流れが強まりやすいが、+3σ(14.61倍)を捉えてきたことから、過熱を冷ますうえでNTロングを巻き戻す動きが入りやすい水準でもある。

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