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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:イトーキ、ウェルスナビ、楽天銀

イトーキ <日足> 「株探」多機能チャートより
■インテグラル <5842>  3,700円  +700 円 (+23.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 13日に決算を発表。「前期最終は3.7倍増で3期連続最高益・10-12月期(4Q)最終は2.7倍増益、今期業績は非開示、24円で初配当へ」が好感された。
 インテグラル <5842> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期の連結最終利益は前の期比3.7倍の75.7億円に急拡大し、3期連続で過去最高益を更新した。なお、24年12月期の業績見通しについては配当(24円)以外は開示しなかった。
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■タツモ <6266>  4,025円  +700 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 13日に決算を発表。「今期経常は16%増で4期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は6円増配へ」が好感された。
 タツモ <6266> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比24.0%増の38.9億円になり、24年12月期も前期比15.7%増の45億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を21円→24円(前の期は21円)に増額し、今期も前期比6円増の30円に増配する方針とした。
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■イトーキ <7972>  1,767円  +300 円 (+20.4%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 イトーキ<7972>はカイ気配スタート。13日の取引終了後に24年12月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比3.4%増の1375億円、営業利益を同17.3%増の100億円と前期に続き過去最高となる見通しを示した。配当予想も前期比10円増の52円としており、これを好感した買いが膨らんでいる。ポストコロナの「働く環境」づくりをリードするための新しい働き方やワークプレイスの提案、価値向上に重点を置いた営業活動を展開していく。同時に発表した23年12月期決算は売上高が前の期比7.8%増の1329億8500万円、営業利益が同86.0%増の85億2300万円だった。あわせて、取得上限900万株(自己株式を除く発行済み株数の19.85%)、または159億円とする大規模な自社株買いの実施を発表。また、株主還元方針について従来の「配当性向30%を目途」から「配当性向40%」を目指す方針に変更したほか、中期経営計画の策定、株主優待制度の新設を明らかにした。

■AI inside <4488>  8,840円  +1,500 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在
 AI inside<4488>は寄り付き大口の買い注文に値が付かず気配値でのスタート。25日移動平均線を足場に一気に上放れる展開となっている。同社はディープラーニングによるAI認識技術を活用したクラウドサービスを手掛け、クラウド型OCRサービス「DX Suite」を主力展開する。13日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表した。全社的な生産性向上への取り組みや採用戦略の見直しなどで利益率が向上しており、営業利益は従来計画の1億8500万円から4億7900万円(前期比69%増)に大幅増額した。減益予想から一転して7割増益予想に変わり、これがサプライズとなって上値を見込んだ投資資金が集中している。

■LINK&M <2170>  677円  +100 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 13日に決算を発表。「今期最終は14%増で2期連続最高益、0.3円増配へ」が好感された。
 リンクアンドモチベーション <2170> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期の連結最終利益は前の期比38.1%増の28.4億円に拡大し、24年12月期も前期比14.3%増の32.4億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、3期連続増益になる。
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■ウェルスナビ <7342>  2,001円  +293 円 (+17.2%)  11:30現在
 ウェルスナビ<7342>は大幅高。日本経済新聞電子版が13日、「三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は投資一任サービスのロボットアドバイザー(ロボアド)最大手のウェルスナビに約150億円出資する」と報じた。これを手掛かりに買われているようだ。なお、報道を受けてウェルスナビは14日にコメントを発表。「現時点で決定した事実はない」とした上で、「本日取締役会を開催する予定であり、開示すべき事実が発生した場合には、速やかに公表する」とした。

■CCT <4371>  2,920円  +420 円 (+16.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 コアコンセプト・テクノロジー<4371>は一時ストップ高。13日の取引終了後に発表した24年12月期連結業績予想で、売上高208億5600万円(前期比31.0%増)、営業利益23億9800万円(同37.5%増)、純利益16億4600万円(同26.3%増)と大幅増収増益を見込むことが好感されている。DX支援でアウトバウンド営業や「Orizuru」の機能拡充、クラウドソリューションのプロダクト拡大に注力し、製造業・建設業・物流業を中心とした既存顧客の拡大と新規顧客の開拓を進める方針。一方のIT人材調達支援は、引き続き営業人員増強による大手SIerとの取引拡大を進めるほか、地方の中小IT企業を対象とした「Ohgi」のアウトバウンド開拓やM&Aに取り組み、一般人材からハイバリュー人材まで人材提案の幅の拡大を図るとしている。なお23年12月期決算は、前期は単独決算のため単純比較はできないものの、売上高159億2100万円、営業利益17億4400万円、純利益13億300万円となった。また同時に、外観検査AIソリューションを手掛けるPros Cons(東京都江東区)の全株式を16日付で取得し子会社化すると発表。あわせてSAPジャパン(東京都千代田区)とパートナー契約を締結し、本格的なERPソリューション展開を開始すると発表しており、これらも好材料視されている。

■ニッパツ <5991>  1,460円  +194 円 (+15.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 ニッパツ<5991>がカイ気配スタート。13日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、年間配当予想を6円増額して40円(前期比8円増配)に見直した。取得総数1200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.30%)、取得総額180億円を上限とする自社株買いの実施も公表した。更に、政策保有株式の見直しに伴う投資有価証券売却益を計上する見込みとなったことを受け、通期の最終利益予想を250億円から350億円(前期比62.5%増)に引き上げており、これらをポジティブ視した買いが集まっている。通期の最終利益は2期ぶりに過去最高益を更新する見込み。売上高と営業・経常利益の予想は据え置いた。4~12月期の売上高は前年同期比10.0%増の5622億8800万円、最終利益は同11.4%減の209億8100万円だった。

■ケンコーマヨネーズ <2915>  2,119円  +265 円 (+14.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 ケンコーマヨネーズ<2915>が大幅高で3連騰。2000円の大台に乗せて、2020年2月以来の高値圏で推移している。13日の取引終了後、24年3月期の業績と配当予想の上方修正を発表。最終利益の見通しを5億7000万円から23億9000万円(前期比4.9倍)に引き上げたほか、期末配当予想を5円増額して20円に見直した。これらを好感した買いが入り、ショートカバーを誘発。株高に拍車が掛かったようだ。今期の売上高予想は9000万円増額し、874億9000万円(同6.2%増)に修正した。高病原性鳥インフルエンザの発生状況が落ち着きをみせはじめた。鶏卵価格や食用油価格の足もとの状況を踏まえて業績予想に反映した。年間配当予想は30円(前期比13円増配)となる。4~12月期の売上高は前年同期比7.2%増の671億300万円、最終利益は同5.8倍の16億5100万円だった。加えて、同社は取得総数15万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.93%)、取得総額2億7810万円を上限に、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)を通じて自社株買いを実施すると発表。14日、上限となる15万株を2億7810万円で取得したと公表した。

■エクサウィザーズ <4259>  476円  +54 円 (+12.8%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は赤字縮小」が好感された。
 エクサウィザーズ <4259> [東証G] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5億5400万円の赤字(前年同期は4億2300万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
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■日本ピラー工業 <6490>  5,460円  +595 円 (+12.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 13日に決算を発表。「今期経常を一転微増益に上方修正・最高益、配当も29円増額」が好感された。
 日本ピラー工業 <6490> [東証P] が2月13日大引け後(15:20)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.0%増の112億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→149円(前期は133円)に増額修正した。
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■東和薬品 <4553>  3,015円  +322 円 (+12.0%)  11:30現在
 東和薬品<4553>が続急伸し昨年来高値を更新している。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を2163億円から2290億円へ、営業利益を118億円から155億円、純利益を69億円から130億円へ上方修正したことが好感されている。決算期変更に伴い前期との比較はできないものの、東和薬品において近年追補品を中心に想定よりも販売数量が伸びており、引き続き増加が見込まれることに加えて、三生医薬も好調が続く見込みであることが要因としている。また、販管費の一部で費消の遅れなどがあることも寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高1683億2500万円(前年同期比19.9%増)、営業利益132億400万円(同2.5倍)、純利益115億1800万円(同5.8倍)だった。

■楽天銀行 <5838>  2,522円  +212 円 (+9.2%)  11:30現在
 楽天銀行<5838>が続急騰している。13日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正し、最終利益予想を19億3700万円増額して334億8700万円(前期比20.9%増)に引き上げた。最高益予想を上乗せする形で修正したことを受けて見直し買いが集まり、銀行セクターのなかで逆行高を演じている。今期の経常収益予想は12億6500万円増額して1361億1400万円(同13.0%増)に上方修正した。資金運用収益が拡大し、経営効率も向上した。4~12月期の進捗状況を踏まえて業績予想を見直した。

■大倉工業 <4221>  3,245円  +268 円 (+9.0%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常は11%増で7期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 大倉工業 <4221> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比26.7%増の54.1億円になり、24年12月期も前期比10.8%増の60億円に伸びを見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
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■東京応化工業 <4186>  3,999円  +330 円 (+9.0%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常は14%増益、前期配当を4円増額・今期は実質増配」が好感された。
 東京応化工業 <4186> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比21.7%減の242億円になったが、24年12月期は前期比14.2%増の277億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を164円→168円(前の期は160円)に増額し、今期は58円とし、12月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は3.6%増配とする方針とした。
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■マイネット <3928>  355円  +80 円 (+29.1%) ストップ高   11:30現在
 マイネット<3928>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後、コンサルティング事業を行う子会社のDigonが、人工知能(AI)ソリューション事業を手掛けるSparticle(東京都中央区)と業務提携したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。これにより、AIを用いた営業サービスやコンタクトセンター・顧客サポート向けAI制作など両社の特長を生かしたサービスを提供するという。また、日本のアニメやマンガ、ゲームタイトルなどの知的財産(IP)と生成系AIを使用した開発に着手し、新たな事業アプローチによる競争力強化を図るとしている。

■unerry <5034>  2,570円  +500 円 (+24.2%) ストップ高   11:30現在
 unerry<5034>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後、24年6月期第2四半期累計(23年7~12月)の単独営業損益が3400万円の赤字(前年同期は3600万円の赤字)になったと発表。ただ、10~12月期に限れば1200万円の黒字(前年同期は600万円の赤字)に浮上していることが好感されているようだ。第2四半期累計の売上高は前年同期比20.7%増の11億4800万円、10~12月期は前年同期比31.3%増の6億5800万円で着地。顧客単価を維持しながらリカーリング顧客数(4半期以上連続で取引のある顧客企業、及び直近3カ月以上連続で取引のある新規顧客企業)が順調に伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高28億9800万円(前期比39.6%増)、営業利益1億1700万円(同3.3倍)とする従来見通しを据え置いている。

■ファーストA <5588>  2,216円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   11:30現在
 ファーストアカウンティング<5588>が急騰。昨年9月下旬に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、人工知能(AI)技術を活用して経理業務の自動化を担うビジネスを展開する。同社が提供する経理AIソリューションサービス「Robota」シリーズや、請求書処理AIプラットフォーム「Remota」が企業の旺盛なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要をとらえ業績を牽引。また、昨年10月に導入されたインボイス制度が同社の活躍機会を高めている。そうしたなか、13日取引終了後に発表した24年12月期業績予想は売上高が前期比34%増の16億5300万円、営業利益が同33%増の1億6700万円と大幅な伸びを見込んでおり、これを材料視する形で投資資金が集中した。

■クルーズ <2138>  862円  +150 円 (+21.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 クルーズ<2138>はカイ気配でスタートした後、気配値を切り上げる展開で、ストップ高の862円水準でカイ気配となっている。13日の取引終了後、上限を364万株(発行済み株数の32.73%)、または20億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は2月14日から来年2月13日までで、機動的な資本政策などの遂行と1株あたりの価値向上及び株主への利益還元を目的としているという。同時に、未定としていた24年3月期連結業績予想について、売上高142億2300万円(前期比1.6%増)、営業利益6400万円(同90.0%減)、純利益10億9700万円(同4.3倍)を見込むとした。メディア事業で行っていた広告代理店業で、大口の取引先との受託業務契約が終了したことにより営業利益は大幅減益となるが、第3四半期時点で投資事業組合運用益9億5000万円及び関係会社株式売却益7億800万円を計上したことから、純利益は大幅増益となる見通しだ。

●ストップ高銘柄
 アイビス <9343>  2,275円  +400 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、22銘柄

●ストップ安銘柄
 日本ホスピス <7061>  1,983円  -500 円 (-20.1%) ストップ安売り気配   11:30現在
 アルファクス <3814>  426円  -100 円 (-19.0%) ストップ安   11:30現在
 エスケーエレ <6677>  3,260円  -700 円 (-17.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 売れるネット広告社 <9235>  3,305円  -700 円 (-17.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 マリオン <3494>  484円  -100 円 (-17.1%) ストップ安   11:30現在
 など、9銘柄

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