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【市況】8日の株式相場見通し=反発か、米株市場続伸受け心理改善

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は3日ぶり反発に転じる可能性が高そうだ。前日の欧州株市場ではドイツやフランス、英国など主要国の株価指数が総じて軟調な値動きだったが、米国株市場では朝方からハイテク株を中心に物色され、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続伸した。好調な企業決算が投資家心理を強気に傾けているほか、発表される経済指標が相次いで事前コンセンサスを上回っていることなどから、米経済のソフトランディングに対する期待が全体相場を支えている。これを受けて東京市場も強い地合いとなることが想定される。外国為替市場でドル安・円高基調に歯止めがかかっていることも自動車やハイテクセクターを中心にポジティブ視されやすい。日経平均は前日まで2営業日連続で下値を試す展開となっていたが、押し目買いニーズが活発で大引けで3万6000円台はキープされている。きょうは、上値の重さは意識されるものの、総じて頑強な値動きで3万6000円台を固める展開が予想される。個別では本格化する企業の決算発表を横目に好業績銘柄への投資資金流入が続き、全体指数に浮揚力を与えそうだ。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比156ドル00セント高の3万8677ドル36セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同147.646ポイント高の1万5756.644だった。

 日程面では、きょうは1月の貸出・預金動向、12月の国際収支統計(速報値)、1月のオフィス空室率、1月の景気ウォッチャー調査など。海外では、1月の中国消費者物価指数(CPI)、1月の中国生産者物価指数(PPI)、インド中銀の政策金利発表、チェコ中銀の政策金利発表、週間の米新規失業保険申請件数、12月の米卸売在庫・売上高、米30年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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