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【材料】トーカイ---2Qは全セグメントで増収、新工場費用の計上等があるものの2期ぶりの増益確保

トーカイ <日足> 「株探」多機能チャートより

トーカイ<9729>は10日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%増の678.65億円、営業利益が同3.3%増の36.84億円、経常利益が同4.0%増の38.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.1%減の26.26億円となった。

健康生活サービスの売上高は前年同期比5.7%増の349.10億円、営業利益は同6.1%減の30.09億円となった。シルバー事業の介護用品レンタルや、病院関連事業の戦略商品である「入院・入居セット」の売上が好調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていた寝具・リネンサプライ事業及びクリーニング設備製造事業の売上が、観光需要の拡大に伴うホテル・旅館稼働率の回復、リネンサプライ業界の省人・省力化設備への投資意欲の高まりにより伸長したことから、増収となった。利益面については、コロナ禍の収束に伴うレンタル資材費の増加、事業拡大のための人件費の増加、10月から稼働の埼玉工場に係る一時費用の発生等により減益となった。

調剤サービスの売上高は前年同期比5.5%増の255.35億円、営業利益は同11.1%増の12.01億円となった。当期3店舗の出店により、152店舗の事業展開となった。前期に出店の4店舗を含めた新店効果による処方箋枚数の増加及び処方箋単価の上昇により増収増益となった。

環境サービスの売上高は前年同期比8.5%増の73.32億円、営業利益は同32.0%増の7.32億円となった。ビル清掃管理事業でコロナ病棟受託業務の減少などがあったものの、リースキン事業において非連結子会社を吸収合併したことなどにより、増収となった。利益面については、リースキン事業で当該吸収合併による業務集約等の統合効果があったことや、ビル清掃管理事業においても工程改善等により収益性が改善したことなどから、増益となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.2%増の1,356.09億円、営業利益が同5.3%減の74.37億円、経常利益が同3.4%減の78.04億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.1%減の51.21億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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