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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):トリドール、三菱UFJ、レーザーテク

トリドール <日足> 「株探」多機能チャートより
■トリドール <3397>  3,910円  +217 円 (+5.9%)  本日終値
 トリドールホールディングス<3397>が後場上げ幅を拡大。午後1時10分ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を2120億円から2310億円(前期比22.7%増)へ、営業利益を66億5000万円から100億円(同33.9%増)へ、純利益を26億円から48億円(同25.4%増)へ上方修正したことが好感された。多くの業態の1店舗当たり収益性が想定を上回って推移していることが要因。特に、売上高は丸亀製麺、国内その他、海外事業の全セグメントで上期最高となり、計画を9.2%上回ったとしている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1126億200万円(前年同期比22.4%増)、営業利益79億3800万円(同22.5%増)、純利益45億9800万円(同4.1%増)だった。

■フクシマガリレイ <6420>  4,955円  +255 円 (+5.4%)  本日終値
 フクシマガリレイ<6420>が大幅高で3日ぶりに反発。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1030億4700万円から1078億2400万円(前期比2.7%増)へ、営業利益を100億6600万円から123億1700万円(同7.2%増)へ、純利益を71億1500万円から93億8900万円(同8.5%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、店舗の改装や省エネ設備への入れ替えなどスーパーマーケットやドラッグストア向けの冷凍冷蔵ショーケース販売や、スーパーマーケットやホテル、コンビニエンスストア向けの小型パネル冷蔵設備の販売が堅調だったことに加えて、下期も需要が想定よりも堅調に推移すると見込まれることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高535億3600万円(前年同期比10.5%増)、営業利益66億3400万円(同47.3%増)、純利益53億300万円(同36.5%増)だった。

■ユーグレナ <2931>  791円  +38 円 (+5.1%)  本日終値
 13日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・7-9月期も赤字縮小」が好感された。
 ユーグレナ <2931> [東証P] が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は7.9億円の赤字(前年同期は11.4億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒ユーグレナの詳しい業績推移表を見る

■サンマルク <3395>  1,994円  +94 円 (+5.0%)  本日終値
 サンマルクホールディングス<3395>が大幅反発。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を590億円から630億円(前期比8.9%増)へ、営業利益を15億円から20億円(同8.3倍)へ、純利益を5億円から7億円(同68.1%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられたことに伴う経済活動の回復に加え、各業態の既存店売り上げ回復に向けた取り組みが奏功し業績が回復傾向にあることが要因。また、不採算店舗の閉店による固定費負担の減少や原材料費・人件費・電力料などのコストの増加幅を経費コントロールにより抑えていることも寄与するとしている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高314億9700万円(前年同期比14.9%増)、営業利益9億4800万円(前年同期4億9500万円の赤字)、純利益5億1800万円(前年同期比32.0%増)だった。

■ラクス <3923>  2,277.5円  +99 円 (+4.5%)  本日終値
 ラクス<3923>が大幅高で3日ぶりに反発している。13日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高176億6200万円(前年同期比38.7%増)、営業利益17億1800万円(同2.5倍)、純利益12億800万円(同2.9倍)と大幅増益となったことが好感された。営業・マーケティング体制の強化に加えて、インボイス制度開始を契機とした業務効率化ニーズを捉えたことで「楽楽精算」「楽楽明細」の導入社数が大幅に増加し業績を牽引。積極的な成長投資の増加額を吸収して大幅増益を達成した。同時に24年3月期通期業績予想を発表しており、売上高382億9500万円(前期比39.8%増)、営業利益53億9000万円(同3.3倍)、純利益40億100万円(同3.1倍)を見込む。また、期末一括配当予想は2円20銭(前期1円95銭)としている。

■三菱UFJ <8306>  1,284円  +31 円 (+2.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が4日続伸、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も3日続伸とメガバンクが戻り足を強めている。きょうは引け後に両社の決算発表が予定されている。その内容にマーケットの関心が高まっているが、これに先立って前日に決算を発表したみずほフィナンシャルグループ<8411>が、国内顧客部門と市場部門の好調を背景に今期最終利益を従来予想の6100億円から6400億円(前期比15%増)に上方修正、株価も上値追い基調を強めていることから、足もとでそれに追随する動きとなっている。日銀の金融政策も来年は遅かれ早かれマイナス金利の解除が予想されており、メガバンクにとって運用環境の改善が期待されることも中期スタンスでの買いを誘導している。

■レーザーテック <6920>  29,680円  +620 円 (+2.1%)  本日終値
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の大型株は売り買い交錯のなかも強さを発揮。前日の米国株市場ではNYダウは続伸したもののハイテク株には軟調な銘柄も目立ち、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反落となった。ただ、押し目買いニーズも確認され下値抵抗力も発揮、SOX指数は75日移動平均線を上回る水準で推移している。スマートフォンの販売不振などを背景に半導体市況の低迷が続いているが、既に大底は入れている状況で来年以降の市況回復を見込んだ関連銘柄への買いが日米の株式市場で観測されている。足もと外国為替市場で円安方向に振れていることもあり、半導体関連株も主力どころを中心に底堅さを発揮しやすい地合いとなっている。

■NXHD <9147>  7,630円  +27 円 (+0.4%)  本日終値
 NIPPON EXPRESS ホールディングス<9147>が底堅い。13日の取引終了後、23年12月第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しをこれまでの550億円から480億円(前期比55.7%減)に引き下げた。朝方はこれを嫌気した売りが先行したものの、プライム銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っており、配当利回りも4%近い水準の銘柄とあって、売り一巡後に押し目買いが入りプラス圏に浮上した。今期の売上収益は2兆3300億円から2兆2700億円(同13.3%減)に見通しを引き下げた。国際貨物の輸送需要が想定よりも低迷し、影響を業績予想に反映した。1~9月期の売上収益は前年同期比14.6%減の1兆6753億5200万円、最終利益は同72.7%減の305億2000万円だった。

■アドベンチャー <6030>  4,635円  -965 円 (-17.2%) 一時ストップ安   本日終値
 13日に決算を発表。「7-9月期(1Q)最終は50%減益で着地」が嫌気された。
 アドベンチャー <6030> [東証G] が11月13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年6月期第1四半期(7-9月)の連結最終利益は前年同期比50.2%減の4.1億円に大きく落ち込んだ。
  ⇒⇒アドベンチャーの詳しい業績推移表を見る

■オプトラン <6235>  1,548円  -249 円 (-13.9%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 13日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が31%減益で着地・7-9月期も67%減益」が嫌気された。
 オプトラン <6235> [東証P] が11月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比31.1%減の53.3億円に落ち込み、通期計画の86億円に対する進捗率は62.0%にとどまり、5年平均の80.9%も下回った。
  ⇒⇒オプトランの詳しい業績推移表を見る

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