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【市況】株価指数先物【昼】 3万3000円回復後は想定内の一服


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の3万2780円(+0.61%)前後で推移。寄り付きは3万2990円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2885円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まり、寄り付き直後に節目の3万3000円を回復した。その後は目先的な達成感から利益確定に伴うロングの持ち高調整や短期的なショートも入るなか、中盤にかけて3万2670円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、10月半ばの戻り高値3万2660円水準が支持線として意識されており、終盤にかけては押し目待ち狙いのロングから3万2800円近辺での推移を見せている。

 日経225先物は、ギャップスタートから寄り付き直後に節目の3万3000円を回復した。その後は目先的な達成感から利食い優勢の動きとなったが、想定内の値動きである。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σのレンジ推移を継続していることから、押し目待ち狙いのロングが入りやすいだろう。週足の+1σは3万2730円辺りで推移しており、同水準での底堅さが意識されるようだと、ショートカバーを誘い込みそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.97倍に上昇した。寄り付き後ほどなくして14.00倍を付けた後は、上げ幅を縮める格好となった。指数インパクトの大きい値がさハイテクの一角は、買い一巡後に上げ幅を縮めており、NTロングのポジションをクローズに向かわせた面もあるだろう。

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