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【市況】株価指数先物【昼】 8月高値突破、ボリンジャーバンドの+2σを捉える


 日経225先物は11時30分時点、前日比410円高の3万3390円(+1.24%)前後で推移。寄り付きはシカゴ日経平均先物清算値(3万3180円)を上回り、3万3230円と8月高値にツラ合わせして始まった。寄り付き直後に付けた3万3180円を安値にリバウンド基調が強まり、中盤にかけて3万3330円まで買われ、8月高値を明確に上放れた。買い一巡後は利食いの動きが見られたものの、8月高値水準での底堅さが意識されるなか、終盤にかけて3万3430円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は8月戻り高値にツラ合わせして始まり、ほどなくして明確に上放れた。ボリンジャーバンドの+2σを捉えたことで利食いの動きが見られたものの、終盤にかけての強い値動きにより、+2σを上回っての推移を見せている。短期的には過熱感が警戒される面があるものの、バンドは拡大傾向を見せていることから、バンドに沿ったリバウンドにより、短期的な過熱感からのショートは避けておきたい。次のターゲットは7月高値の3万3570円となる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.82倍と横ばいで推移している。東京エレクトロン <8035> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などが日経平均株価をけん引しているが、東証プライム市場の7割超の銘柄が上昇しているなか、積極的にNTショートを巻き戻す動きは限られている。

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