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【市況】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、欧米株高などを好感

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 106889.71 +0.64%
13日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比675.95ポイント高(+0.64%)の106889.71で取引を終了した。106216.58から108277.02まで上昇した。

横ばいで寄り付いた後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、原油など資源価格の下落も同セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。欧米市場の上昇や米インフレ率の鈍化などが好感された。

【ロシア】MICEX指数 2544.28 +0.23%
13日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比5.81ポイント高(+0.23%)の2544.28で取引を終了した。2528.06から2557.58まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。欧米市場の上昇が好感され、ロシア株も買われた。また、中国の貿易統計が予想を上回ったことなども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 60431.00 +0.06%
13日のインドSENSEX指数は9日続伸。前日比38.23ポイント高(+0.06%)の60431.00、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.60ポイント高(+0.08%)の17828.00で取引を終えた。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日まで9日連続の買い越しとなった。また、企業業績の改善期待なども引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3318.36 -0.26%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.82ポイント安(-0.26%)の3318.36ポイントと反落した。

外部環境の不透明を嫌気する流れ。米インフレの高止まりや、米経済の落ち込みが懸念材料だ。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。取引時間中に公表された3月の中国貿易統計は、輸出入がそれぞれ予想を上回った。米ドル建て輸出は14.8%増(予想は7.1%減)、輸入は1.4%減(予想は6.4%減)となっている。市場関係者の一部からは、中国景気の持ち直しは続いている――などと分析された。

《NH》

 提供:フィスコ

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