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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 昨年12月の戻り高値突破で 一段とヘッジ対応に向かいやすい


 日経225先物物は11時30分時点、前日比360円高の2万8260円(+1.29%)前後で推移。寄り付きは2万8200円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8205円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるなか、現物の取引開始直後には2万8160円まで上げ幅を縮める場面もあった。ただし、ショートは強まらず、反対に押し目待ち狙いのロングの強さから、中盤には昨年12月14日の戻り高値2万8260円を突破。いったんは達成感による利食いも見られたが、終盤にかけて一時2万8300円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は、寄り付き後に上げ幅を縮める場面が見られたが、ナイトセッションでボリンジャーバンドの+3σを上放れていたこともあり、利食いが入りやすいところだろう。ただし、+3σに接近する局面では押し目を拾う動きとなるなど、ヘッジ対応に伴うロングが優勢だった。昨年12月の戻り高値をクリアしたことによって、一段とヘッジ対応の動きに向かわせやすく、上へのバイアスが強まる。過熱感を警戒しつつも、次のターゲットはオプション権利行使価格の2万8375円および昨年11月24日に付けた2万8420円となる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.87倍に上昇した。目先的なメドとみていた25日移動平均線を上放れており、75日線が位置する13.94倍辺りがターゲットとなるなか、NTロング優位の流れに向かわせよう。

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