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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英景気回復への期待残る


■堅調推移、日英金利差縮小観測は後退

今週のポンド・円は顕著推移。米利上げ長期化を意識してポンド売り・米ドル買いが強まる場面があったが、日本銀行は現行の金融緩和策を当面維持する可能性は高いとみられており、日英金利差縮小観測は後退し、リスク選好的なポンド買い・円売りは継続。対円レートは週初の158円台から162円台前半まで上昇し、週末前は主に161円台で推移した。取引レンジ:158円30銭-162円18銭。

■下げ渋りか、英景気回復への期待残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。1月英消費者物価指数(CPI)の伸びは市場予想を下回っており、英中央銀行による金融引き締め政策の後退を見込んだポンド売りが先行しそうだ。ただし、景気回復への期待は持続していること、日本銀行による金融緩和策の維持が見込まれていることから、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・21日:S&Pグローバル2月製造業PMI(1月:47.0)
・21日:S&Pグローバル2月サービス業PMI(1月:48.7)

予想レンジ:159円00銭-163円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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