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【特集】【今週読まれた記事】方向感なき相場で探す“焦点”と投資戦略

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2月11日から17日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 方向感の定まらない相場が続いています。日経平均株価は1日おきに上昇と下降を繰り返し、結局前週末比157円安の2万7513円で取引を終了。米国1月の消費者物価指数(CPI)が転機となるかと思われましたが、ほぼ事前予想通りの発表となり大きな波風は立たず。しかも、CPIの結果は金融引き締め長期化を示唆しているにもかかわらず、米国株は織り込みが済んでいるのか下げに転じません。一時期に比べ米指標に対して株価の反応が鈍くなっているのも、方向感の定まらない理由といえるかもしれません。

 また、日銀の次期総裁人事が植田和男氏でほぼ確定しましたが、植田氏がどういった政策を施すのかについて意見が分かれており、こちらも材料として“様子見”状態。どうにも焦点がはっきりしない相場です。

 こうした状況下で考えられる投資戦略はどのようなものでしょうか。「このようなときはチャートの流れに従うのが基本である」と述べるのは「富田隆弥の【CHART CLUB】 『2万7200円をポイントにチャートに従う』」の富田氏。ポイントとなるラインを維持する間は「『押し目買い、吹き値売り』で、割り込むなら一旦『慎重姿勢』で対応」と指南。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

 「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─決算ラッシュ通過、押し目と反発の好機を見逃すな!」の北浜氏は、先週から繰り返し市場の撹乱要因となる決算発表ラッシュを避けることを勧めています。その上で「狙った銘柄の押し目と反発を見逃さないようにする。これに徹するのが正解となる」と指摘。北浜氏の記事は今週も大人気となり、ランキングトップ10入りとなりました。

 そのほか相場コラムでは、米国に起こっている“謎の活況”に切り込んで解説した「武者陵司『米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾 (1)』(前編)」ほか、すべての記事が上位ランキング入りとなっています。<相場観特集>では第1線で活躍する市場関係者2氏に今後の見通しを伺いました。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─パチンコ・パチスロ関連セクターに妙味!
  【植木靖男の相場展望】 ─業種より個別物色に歩あり!
  武者陵司「米国経済の好都合すぎる真実 (謎) と基本矛盾 (1)」(前編)(後編)

  桂畑誠治氏【日経平均波乱含み、期末に向けた相場展望を読む】(1) <相場観特集>
  大谷正之氏【日経平均波乱含み、期末に向けた相場展望を読む】(2) <相場観特集>

 米オープンAIがリリースしたチャットAI「ChatGPT」。AIにチャット形式で質問を投げかけると自然な文章で回答が得られるサービスで、その能力に世界中が衝撃を受けました。なんと題材を与えると論文や小説の自動作成が可能なレベルであり、教育機関では学生の悪用を懸念して使用禁止を検討している所もあるほど。これまで想像に過ぎなかった“AIが人類の仕事や生活を変える”という未来は、実は既に到来していたのかもしれません。この驚きは投資の世界にも波及しています。「『ChatGPT』にマネー乱舞!『生成AI』で覚醒する変貌株を追え <株探トップ特集>」は、対話型AI・生成AIを開発・サービスに利用する、飛躍必至の企業を数多く紹介。見事アクセスランキング首位に輝きました。

 投資テーマ関連では、そのほか以下の記事が上位にランキングされました。“時流に乗るテーマ性”は急騰銘柄の必須条件でありチェックは怠れません。銘柄選択の参考になさってください。

  東証が改善開示を要求姿勢、「PBR1倍割れ」警告で投資妙味の精選5銘柄 <株探トップ特集>
  商業施設&ホテルの開業ラッシュ、「リベンジ旅行関連株」赤丸急上昇 <株探トップ特集>
  どう動く23年IPO、環境変化のなかセカンダリーの選別投資に妙味も <株探トップ特集>
  デジタル教科書が本格導入、「教育ICT」関連は更なる高み目指す <株探トップ特集>


 23年3月期第3四半期(10-12月)を中心とした決算発表が一巡しました。ランキング2位を獲得したのは、3日から9日に発表された10-12月期決算から、利益成長が“青天井”状態となっている銘柄のリスト「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第2弾〕 29社選出 <成長株特集>」。10日から15日までの発表分を対象にした「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 35社選出 <成長株特集>」も、週半ばの木曜日配信にもかかわらずあっという間に上位入りとなりました。

 また、14日までの決算発表の集中期間中に特別配信した「逆風下の成長株を探す! 10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集>」も多くのアクセスを集め上位に入っています。

  逆風下の成長株を探す! 10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月13日版
  逆風下の成長株を探す! 10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月14日版

 決算発表の集中期間中、株探では特別体制で記事を配信しました。看板記事の【サプライズ決算】は14日まで、通常配信している【サプライズ決算】を16時に<速報>、18時に<続報>の2本を配信。なお、株探プレミアム会員向けに【サプライズ決算】を“超速報”として15時10分と15時40分に配信しました。引け後の発表を一覧で確認できるもう一つの看板記事【明日の好悪材料】と共に読めば、膨大な決算発表の中から注目すべき銘柄が簡単に見つかります。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月10日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月13日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月14日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月15日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月16日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月13日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月14日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (02月15日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (02月16日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (02月17日)

 スクリーニング記事では高配当利回りランキングを始めとした<割安株特集>も人気となりました。今週配信した記事は以下の通りです。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 2月15日版
  2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
  10万円以下で買える、大幅増益&低PER 23社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、大幅増益&低PER 29社【スタンダード】編 <割安株特集>


 「株探プレミアム」に新たなコンテンツが追加されました。告知記事がランキング上位入りとなりましたので、当欄でも紹介させていただきます。

  「連続増収」「連続増益」「連続増配」ランキングを新設

 株式を保有する上で重要なポイントとなるのが“企業の安定感”。景気や為替動向に左右されず業績が持続的に伸びている企業は、競争力の高い商品やサービスを持っている場合が多く注目されます。新たに追加したコンテンツは、そうした安定的な成長の度合いを“成長の連続性”にフォーカスして探すことができるランキングです。ぜひこの新機能を銘柄探しにお役立てください。


 株探プレミアムコラムは今週2記事を配信。1記事目は“知られざる最高益企業”を発掘する「日経CNBC×株探」コラボ企画の第7回「グリーントランスフォーメーション(GX)へつなぐ技術者集団、10年連続成長も通過点」。今回は自動車やエレクトロニクス企業へのエンジニア派遣を手掛けるアルトナー<2163>に注目。100年に1度のイノベーションが進むなか、“研究開発”から“設計”まで全工程に人材を送り込むことが可能な同社のニーズは高く、2024年1月期は10期連続の増収・9期連続最高益の達成が期待されます。今回は同社が中期計画の柱に据える“カーボンニュートラル”への取り組みを軸に、人材派遣ビジネスのカギを握る“採用戦略”と今後の“株主還元策”について掘り下げます。

 2記事目は大人気“すご腕投資家”シリーズの最新作「すご腕投資家に聞く『銘柄選び』の技 駄犬さんの場合」の第2回「『ゴールは目標決算、株価じゃない』で、ドン底から3億円選手の技-その2」。短期決算プレーと中長期業績の先読み投資を両輪として、追証&一時退場という劣勢から一気に3億円プレーヤーまでリベンジを果たした“駄犬さん(ハンドルネーム)”。第2回では“中長期投資”に焦点を絞り、開示情報を丹念に読み込んで株価2倍を達成したシダックス<4837>のトレードを通して、「業績の先読み」を哲学とする駄犬さんの投資手法に深く迫ります。

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