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【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、日銀金融政策を巡って円買いに振れる可能性も


■上昇、米長期金利低下で豪ドル買い強まる

先週・今週の豪ドル・円は上昇。日本銀行の政策修正による円の買い戻しが一巡し、年末前に91円台前半まで戻した。年明け後は、日銀の追加的な政策修正観測が高まり、一時87円42銭まで下落したが、タカ派的な米連邦公開市場委員会(FOMC)12月議事要旨にも、景気後退入り懸念やインフレ抑制期待から金利は低下し、91円手前まで戻した。取引レンジ:87円41銭-91円06銭。

■弱含みか、日銀金融政策を巡って円買いに振れる可能性も

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の2月開催の次回理事会でも利上げ継続観測は根強いが、「今後の利上げの幅と時期はデータ次第」とされている。一方、日本銀行については、長期金利の許容変動幅拡大が事実上の金融引き締めとの見方が広がっており、今月開催の金融政策決定会合に向けて追加の政策修正観測が高まり、円買いに振れやすい状況になるとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・11日:11月小売売上高(10月:前月比-0.2%)
・12日:11月貿易収支(10月:+122.17億豪ドル)

予想レンジ:88円50銭-91円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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