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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 模様眺めムード強く、スキャルピング中心の売買においても手掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万7750円(+0.35%)前後で推移。寄り付きは2万7710円と、シカゴ日経平均先物(2万7745円)にサヤ寄せする格好で売り先行で始まった。現物の取引開始直前に2万7640円まで下落幅を広げた後は下げ渋り、終盤にかけて2万7770円まで下げ幅を縮めた。朝方こそ2万7690円辺りに位置する5日移動平均線を下回る場面があったが、追随するショートの動きはなく、早い段階で持ち直すと5日線を上回って推移していた。

 グローベックスの主要な米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移しているほか、香港ハンセン指数や台湾加権指数が弱い値動きで推移していることから、ロングは入りづらい需給状況である。一方で下値の堅さも意識されており、米消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのなか、模様眺めムードが強い。なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍と小幅に低下しているものの、25日線を支持線とした直近の支持線レベルでの底堅さは見られている。狭いレンジ内のこう着が続くなか、スキャルピング中心の売買においても手掛けづらくさせよう。

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