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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):日駐、鎌倉新書、サンアスタリスクなど

日本駐車場 <日足> 「株探」多機能チャートより

日駐<2353>:304円(+66円)
大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は22.2億円で前年同期比88.7%増となり、上半期計画33億円、同43.4%増に対して好調な進捗となっている。スキー場事業、テーマパーク事業などの売上が大きく拡大している。また、発行済み株式数の0.78%に当たる250万株、5億円を上限とする自社株買いの取得実施も発表、11月までに上限5億円の自社株買いを完了させていたが、それに続くものとなる。


コーセル<6905>:906円(+77円)
大幅続伸。先週末に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の14億円から20.3億円、前年同期比31.7%増に引き上げ。第1四半期は減益決算であったため、大幅増益見通しへの引き上げにポジティブなサプライズ。売上増や経費削減、為替の円安効果などが上振れの背景に。通期業績・配当は修正計画を策定中のもようで、上半期決算時に発表するとしている。


gumi<3903>:782円(+71円)
大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業損益は4.2億円の黒字で、前年同期比20億円の損益改善となっている。8-10月期は2.6億円で前四半期比59.5%の大幅増益に。売上は減少したものの、モバイルオンライン事業におけるコスト適正化の取り組みなどが奏効したもよう。また、8-10月期経常利益は5.8億円で前四半期比12億円の損益改善。投資先のExitなどで持分法益が膨らんだもよう。


鎌倉新書<6184>:995円(+150円)
ストップ高。9月28日の年初来高値を更新している。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は5.1億円で前年同期比34.2%増となり、通期計画6.4億円に対する進捗率は80.3%となっている。8-10月期は2.0億円で同84.5%増と増益率は急拡大する形に。介護事業や官民協働事業などの売上が順調に拡大。また、発行済み株式数の2.1%に当たる80万株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。


三井ハイテク<6966>:7230円(-360円)
大幅反落。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は185億円で前年同期比93.6%増益となっているが、8-10月期は56.3億円で前四半期比10.0%減となり、市場予想も10億円程度下振れる着地に。前四半期比では電子部品事業が伸び悩む形となっており、携帯向け在庫調整の影響が想定以上に大きくなっているとの見方に。なお、通期計画の250億円、前期比67.1%増は据え置いている。


イーディーピー<7794>:23030円(+620円)
大幅に3日ぶり反発。東証が12日から信用取引に関する規制を解除し、売買が活性化するとの期待から買われている。前営業日まで新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も貸借取引の増担保金徴収措置を解除している。イーディーピー株は11月28日に上場来高値を記録してから大幅に下落しており、自律反発期待の買いも入っているようだ。


アジャイル<6573>:323円(-21円)
大幅に4日ぶり反落。第三者割当増資で新株244万4445株、新株予約権5万0370個(潜在株式数503万7000株)を発行すると発表し、株式価値の希薄化懸念から売られている。調達資金の約20.2億円はM&A資金・新規事業投資のほか、運転資金や社債償還などに充てる。新株割当後は現在の筆頭株主である鈴木商店(東京都港区)と同社子会社の議決権所有割合が合算で50.19%となり、鈴木商店がアジャイルメディア・ネットワークの親会社となる。


サンアスタリスク<4053>:1312円(+133円)
大幅に続伸。東証の承認を受け、16日に東証グロース市場から東証プライム市場に上場区分を変更すると発表している。Sun Asterisk株は23年1月の最終営業日に東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄となるため、パッシブファンドなどの需要が期待できるとの見方から、買いが集まっている。また、1日に直近高値(1264円)を付けた後、株価が軟調に推移していたことも押し目買いにつながっているようだ。
《ST》

 提供:フィスコ

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