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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日本駐車場、鎌倉新書、サンアスタ

日本駐車場 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本駐車場開発 <2353>  304円  +66 円 (+27.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 日本駐車場開発<2353>がカイ気配スタート。前週末9日の取引終了後に23年7月期第1四半期(8~10月)の決算を発表。売上高が前年同期比48.2%増の93億1400万円、営業利益が同88.7%増の22億2000万円と大幅な増収増益で着地しており、これを好感した買いが向かっている。主力の駐車場事業が国内外で好調だったほか、遊園地「那須ハイランドパーク」などを手掛けるテーマパーク事業も積極的なイベント開催が奏功し大幅に改善した。グリーンシーズンの売り上げ回復により、スキー場事業も改善傾向をたどった。あわせて、上限を250万株(発行済み株数の0.78%)、または5億円とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は12月19日から来年3月10日まで。

■鎌倉新書 <6184>  995円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 鎌倉新書<6184>が続急伸し年初来高値を更新している。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高36億4000万円(前年同期比33.1%増)、営業利益5億1400万円(同34.2%増)、純利益3億2400万円(同20.0%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。お墓、葬儀、仏壇の既存事業がコンテンツ制作の強化により安定成長していることに加えて、相続・介護・官民協働などの新規事業が大きく伸長した。特に相続事業に関しては顧客起点でのマーケティング施策が功を奏し順調に成長を続けているという。なお、23年1月期通期業績予想は、売上高50億円(前期比30.7%増)、営業利益6億4000万円(同20.1%増)、純利益4億3000万円(同19.1%増)の従来見通しを据え置いている。同時に80万株(発行済み株数の2.10%)、または5億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は22年12月19日から23年3月10日まで。機動的かつ柔軟な資本政策の実施により株主還元の充実を図ることが目的としている。

■サンアスタ <4053>  1,312円  +133 円 (+11.3%)  11:30現在
 Sun Asterisk<4053>は大幅高で上値指向を強めている。東京証券取引所が前週末9日に同社の市場区分を16日付でグロース市場からプライム市場へ変更すると発表しており、市場変更に伴う投資家層の拡大を期待した買いが入っている。同社は、企業のデジタライゼーション(デジタル技術を用いた製品やサービスの付加価値向上)を支援するソフトウェア開発会社。22年12月期業績予想は、売上高108億5300万円(前期比35.1%増)、純利益7億6900万円(同40.9%減)の見通し。

■コーセル <6905>  906円  +77 円 (+9.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 9日に業績修正を発表。「上期経常を一転51%増益に上方修正」が好感された。
 コーセル <6905> [東証P] が12月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益を従来予想の14.4億円→23億円(前年同期は15.3億円)に60.3%上方修正し、一転して50.7%増益見通しとなった。
  ⇒⇒コーセルの詳しい業績推移表を見る

■シーイーシー <9692>  1,533円  +94 円 (+6.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 9日に決算を発表。「2-10月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・8-10月期も57%増益」が好感された。
 シーイーシー <9692> [東証P] が12月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の32.9億円に伸びたが、通期計画の45.4億円に対する進捗率は72.6%となり、5年平均の72.6%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒シーイーシーの詳しい業績推移表を見る

■スノーピーク <7816>  2,424円  +100 円 (+4.3%)  11:30現在
 スノーピーク<7816>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末9日の取引終了後、23年1月1日付で台湾に子会社を設立すると発表しており、好材料視されている。同社は13年に台湾支店を開設。それ以降、堅調に成長を続けてきていることから、今回の子会社設立により、台湾における長期視点でのブランドの可視化及び事業展開の加速を図るのが狙い。なお、22年12月期業績に与える影響は軽微としている。

■イーディーピー <7794>  23,030円  +620 円 (+2.8%)  11:30現在
 イーディーピー<7794>は3日ぶりに反発。東京証券取引所が12日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われているようだ。また、日本証券金融も同日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■ソフトウェア・サービス <3733>  9,350円  +250 円 (+2.8%)  11:30現在
 ソフトウェア・サービス<3733>が続伸している。前週末9日取引終了後、22年10月期の連結決算発表にあわせ、23年10月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比12.3%増の38億1600万円となる見通しを示したほか、年間配当予想は前期比10円増配の110円を計画。増益と増配の見通しを受け、買い安心感が広がったようだ。売上高は前期比10.4%増の304億3600万円を見込む。医療分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進の動きを背景に、医療情報システムのさらなる普及拡大が見込まれるなか、受注残高が高水準であることや、保守サービスなどのストック収益の伸びを業績予想に反映させた。22年10月期の売上高は前の期比9.1%増の275億6900万円、最終利益は同13.4%増の33億9900万円だった。前期の年間配当予想に関しては、従来の計画から5円増額の100円に見直した。

■ENECHANGE <4169>  1,115円  +29 円 (+2.7%)  11:30現在
 ENECHANGE<4169>が3日続伸している。前週末9日の取引終了後、USEN-NEXT HOLDINGS<9418>傘下のUSEN NETWORKSと電気自動車(EV)充電器の設置拡大で協業することで合意したと発表しており、これが好感されている。今回の協業は、USEN NETWORKSの強みである通信事業及び全国に広がるパートナー企業と連携することで、EV利用がより便利かつ快適にできるインフラ環境整備の加速化を図るのが狙い。USENの提案先である飲食店や商業施設、中小規模オフィスなどに対してEV充電エネチェンジの充電器の設置提案を行うことで、次世代のEV充電インフラの構築と脱炭素化の推進を図るとしている。

■カナモト <9678>  2,327円  +43 円 (+1.9%)  11:30現在
 カナモト<9678>が4日続伸している。前週末9日取引終了後に自社株買いの実施を発表しており、これが好感されたようだ。同社は取得総数110万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.98%)、取得総額20億円を上限に、12月12日から2023年4月21日の間、市場買付けにより自社株を取得する。あわせて同社は中期経営計画を見直したとも発表。24年10月期の売上高目標を2280億円から2030億円(22年10月期は1880億2800万円)、営業利益目標を230億円から146億円(同132億2900万円)に引き下げた。資材価格などの高騰による建設コストの上昇といった外部環境の変化を中期計画に反映させた。23年10月期は売上高が前期比5.3%増の1980億円、営業利益が同5.8%増の140億円、最終利益は同微増の84億円を見込む。

■鶴見製作所 <6351>  1,964円  +32 円 (+1.7%)  11:30現在
 鶴見製作所<6351>は続伸。きょうの寄り付き前、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を25万株(発行済み株数の1.01%)、または5億円としており、取得期間は22年12月13日から23年5月11日まで。資本効率の向上と株主への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■スギホールディングス <7649>  6,300円  +50 円 (+0.8%)  11:30現在
 スギホールディングス<7649>は続伸。前週末9日の取引終了後に発表した11月度の月次速報で、スギ薬局全体の既存店売上高は前年同月比4.3%増となり、7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数は同8.1%減と落ち込んだものの、客単価が同13.4%増と2ケタ伸長となったことが寄与した。なお、全店売上高は同7.9%増だった。

■くふうカンパニー <4376>  688円  +4 円 (+0.6%)  11:30現在
 くふうカンパニー<4376>は続伸している。前週末9日の取引終了後、保有する営業投資有価証券の売却に伴い、23年9月期第1四半期に売却益3億2000万円を営業利益に計上すると発表しており、好材料視されている。なお、通期業績に与える影響はその他の要因を含めて現在精査中としている。

■ポールHD <3657>  866円  -46 円 (-5.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 9日に決算を発表。「2-10月期(3Q累計)最終が66%減益で着地・8-10月期も45%減益」が嫌気された。
 ポールトゥウィンホールディングス <3657> [東証P] が12月9日大引け後(15:30)に決算を発表。23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結最終利益は前年同期比66.3%減の5.4億円に大きく落ち込み、通期計画の18億円に対する進捗率は30.0%にとどまり、5年平均の82.5%も下回った。
  ⇒⇒ポールHDの詳しい業績推移表を見る

■三井ハイテック <6966>  7,230円  -360 円 (-4.7%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 三井ハイテック<6966>が反落している。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算は、売上高1309億2200万円(前年同期比32.7%増)、営業利益184億9700万円(同93.6%増)、純利益169億5500万円(同2.3倍)と大幅な増収増益となったものの、業績にサプライズ感はなく通期予想の上方修正もなかったことから、売られているようだ。電機部品事業で電動車向け駆動・発電用モーターコアが伸長した。また、電子部品事業では情報端末向け半導体の需要減少による在庫調整があったものの、車載向けや民生向け半導体が堅調に推移した。更に大幅に円安が進行したことも寄与した。なお、23年1月期通期業績予想は、売上高1820億円(前期比30.5%増)、営業利益250億円(同67.1%増)、純利益192億円(同63.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■ポエック <9264>  1,533円  +300 円 (+24.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ポエック<9264>がストップ高カイ気配。前週末9日の取引終了後、民間シンクタンクの大平研究所(埼玉県熊谷市)とその代表との連携によって、両社の技術を融合した新製品の開発が完了したと発表。これを材料視した買いが膨らんでいるようだ。開発した新製品は、太陽光発電エネルギーを利用した耐災害性・耐高温性の達成を目指す最新鋭の機能性微細気泡(ファインバブル・ナノバブル)発生農業システムと、低侵襲内科的内視鏡治療用機能性微細気泡(マイクロナノバブル)発生装置。ポエックが持つモノづくり技術と同シンクタンクが持つファインバブル技術・ナノバブル技術を用いて製品化した。

●ストップ高銘柄
 ポエック <9264>  1,533円  +300 円 (+24.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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