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【特集】「円高メリット」が4位、円安に歯止めかかり見直し機運膨らむ<注目テーマ>

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1  サッカーW杯
2  地方銀行
3  パワー半導体
4  円高メリット
5  半導体
6  防衛
7  2022年のIPO
8  量子コンピューター
9  半導体製造装置
10  TOPIXコア30

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が4位となっている。

 外国為替市場で円高の動きが強まっている。ドル・円相場は前週末2日に一時1ドル=133円台まで上昇する場面があり、8月以来の円高水準となった。米国の利上げペース減速期待を背景に米長期金利が低下していることで、日米金利差の拡大を受けた過度な円安の流れに歯止めがかかった格好だ。

 こうしたなか、これまでの急激な円安進行によって逆風が意識されていた円高メリット株には、見直し機運が膨らんでいる。投資家の注目度も上昇しており、テーマランキングで「円高メリット」はここ最近トップ10を維持。一方、対極の関係にある投資テーマの「円安メリット」はランク20位台まで落ちてきている。

 主な銘柄としては、家具大手のニトリホールディングス<9843>をはじめ、東京電力ホールディングス<9501>や関西電力<9503>、中部電力<9502>などの電力株、王子ホールディングス<3861>をはじめとする紙パルプ株など。また、冷凍食品のニチレイ<2871>や日本水産<1332>、ファミレス大手のすかいらーくホールディングス<3197>といった食料品・外食セクターのほか、エービーシー・マート<2670>、あさひ<3333>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS

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