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【市況】日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感は広がらず

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.23(低下率1.24%)の18.27と低下している。なお、今日ここまでの高値は18.60、安値は18.06。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が続落したが、取引終了にかけて底堅く推移したことから、市場心理は大きくは悪化しにくかった。こうした中、今日の東京株式市場は午前は売り買いが交錯し、午後は日経225先物がやや軟調ながら下値を売り急ぐ動きが見られないことから、市場では株価が底堅いとの見方が広がり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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